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「子供がいない」私の気持ち


今日は「子供」について
私の気持ちを書きたいと思う。

私達夫婦には、子供はいない。



「子供」のことを意識し始めたのは
夫から「結婚」の話をされた時。

付き合い始めてから
2か月経った頃にその話をされた。

結婚の話をされた時は
驚きと嬉しい気持ちでいっぱいだった。

だけど、その気持ちと一緒に
「不安」の気持ちもうまれた。



「病気のこと話さなきゃ…」
この時、まだ夫には話していなかった。
 
付き合い始めて少し落ち着いた頃に
話そうと思っていた。

それなのに、こんなにも早く結婚の
話をされて、不安が大きくなった。



病気のことを話したら
どんな反応をするんだろう…


どんな反応をされるのか
どんなことを言われるのか怖かった。



付き合ってる頃は、遠距離だったから
会えるのは月に2、3回くらい。

その「直接顔を見て話せる日」に
伝えようとわたしは決めた。



ただ病気のことを伝えるだけなのに
私は、ぼろぼろ涙を流しながら話した。

小学生の頃からこういう病気があること。
何度か救急車で運ばれたこと。
疲れやストレスでなってしまうこと。
ずっと通院して、薬を飲んでいること。
妊娠すると少し危険なこと。
私と同じ病気の患者さんで、子供が奇形になった方がいること…


他にも、たくさんのことを全て話した。
泣きすぎて言葉にならないところもあったけど
夫は静かに、最後まで聞いてくれた。



夫は「大丈夫、何も問題ないよ」と言ってくれた。
私は「伝えてよかった…ありがとう…」の
気持ちが溢れて、子供のように大泣きした。



私は、次の診察日に担当の先生に
「妊娠を考えていること」を伝えた。

長年飲んでいた薬を変えるために。

高校生くらいの時から言われていた。
「この先、妊娠することを考えて早めに
薬を変えた方が良い。できてしまってから
では、遅い」と。

だけど、付き合っている人もいないし
妊娠することもないだろうと
ずっと変える気がなかった。



前の薬よりも副作用が
強く出ることを話された。

飲み始めると、話をされた通り
強い眠気、イライラが強く出始めた。

その頃は、立ち仕事をしていた。
眠気が強すぎて、手に持っていたものを
よく落とすようになってしまった。

イライラすることが多くなり
仕事をするのが辛くてたまらなかった。



辛かったけど「安心して妊娠するためだ」と
1ヶ月ちょっと辛い副作用に耐えた。



その後、寿退社をし
私の地元からはグーーンと離れた
夫の社宅アパートへ引っ越した。

「長く一緒に過ごしたい」夢が叶った。

付き合っている頃は、遠距離だったから
それが叶っただけで、十分嬉しかった。



結婚したけど「子供がほしい」という
気持ちがうまれなかった。



その理由は、いろいろとある。

社宅アパートがあったところは
お店もあまりなく、病院もイマイチ
冬は-15℃くらいになる極寒

その地域に住んでいる方には
とても失礼な言葉だとは思うけど
こんなところで、子育てをしたくなかった。



夫の職業柄…

引っ越しや単身赴任になる可能性
緊急時に呼び出されること(深夜が多かった)



あとは私の体…

薬の成分が赤ちゃんへいってしまうモヤモヤ
(先生は問題ないと言ってくれている)

奇形になる確率は、健康な方と変わらないと
言われたけど、やっぱり不安。

お腹が大きくなると、危険な状態になる確率が上がること。(私の病気の場合)

出産後、母乳を止める薬を飲むこと。
寝不足になると危険など…


このモヤモヤや不安が、全て起こるわけじゃない。
だけど、当時の私は不安しかなかった。




結婚して数年経った頃に家を購入した。

私の知っている地元。
生活しやすい場所。
引っ越しをすることがなくなった。

など、前より安心できる点が増えた。
だからなのか「子供を作ろうかな」という
気持ちがでてきた。



だけど、その頃夫は「単身赴任中」
家を購入する時に「転勤になってほしいな」
と思っていたが、ならなかった。

夫は土日にしか家に帰ってこない。

「子供を作ろう」と思っていたけど
単身赴任中に妊娠したら…という不安があった。

夫と一緒にいれない寂しさが大きくて
毎週末泣くほど、私の気持ちは不安定に
なっていた。



だけど、その寂しい生活は
約9か月で終わった。



夫が結婚する前から希望を出していた
私の地元に転勤になったのだ。

私も夫も、すごく嬉しかった。

一緒に過ごせるようになって
私の、不安定な気持ちはなくなった。
毎日、楽しくて幸せだった。



この頃に「子供を作ろう」という気持ちが
しっかり固まってきた。

それなのに、辛くなってしまうことがあった。

それは、私が「作りたい、欲しい」じゃなく
「作らないと」になっていたからだ。



夫の「子供は欲しい」という気持ちを
叶えてあげたい気持ちが強かった。

だけど、私は「子供が欲しい」に
しっかり気持ちが向いていなかった。


そんな時に、こんなことがあった。



夫の実家に行った時に
夫の遠い親戚のおばあちゃんが(80代?)

「子供はまだかぁ?
早く作らねぇと大変だぞぉ」


と、夫に話していた。

夫は苦笑いしながら、頷くだけだった。

近くに座っていた私には、その言葉が
ぐさり、ぐさりと深く刺さった。



また別な日に、義母の知り合いの方に

「子供はいねぇの?
早く作った方がいいぞぉ~笑」


と、笑いながら夫に話していたのを
私は聞いてしまった。

その言葉はまた、グサグサに私に刺さった。



どちらも悪気がないのは、十分わかっている。

だけど、結婚する前から
たくさん考えていた私にとって
その言葉は、ものすごく傷つくものだった。

それを言われた日、家に帰ってから
夫の隣で大声で泣いた。




あの時は、グッと我慢することができた
「怒り」「悔しさ」が爆発した。

あなたが産んで、あなたが育てるわけじゃないでしょ?!

「結婚したら子供を作るのが普通」っていう考え方が嫌!

「早く作った方が良い」は、あなたが子育てを経験したから言えること…だけど

「早く作ったら、ハナマルなの?!大正解なの?!」「ゆっくり作ったら、悪いの?!」
…そもそも私は、あなたに意見を求めてない!


(嫌な気持ちになってしまった方がいたら、ごめんなさい🙇‍♀️)

言葉が悪くなってしまったけど
その時の私には、反抗的な気持ちしか
出てこなかった。




その数日後…
「もう言われたくないから、早く妊娠する!」

「もし今年中に妊娠しなかったら、病院に行って見てもらう!」とムキになった。

だけど、ムキになったことで
私は、もっと辛くなってしまった。




去年の12月に、私はじっくり考えた。

本当はどうしたいのか。
本当の気持ちはどうなのか。



そこで、出てきた答えは…

「自分の本当の気持ちを大切にしたい」

だった。



夫の「子供は欲しい」という気持ちは
叶えてあげたい。

だけど「子供がほしい」という方向に
私の気持ちが、しっかり向いていない。

「こんな状態で、無理やり作るのは違う」と
思った。



もし子供が産まれて、その子が何かで悩んだ時に

「自分の本当の気持ちを、大切にしてね」

と、伝えたい。



だから、まずは自分から。

「自分の本当の気持ちを大切に」して
「子供が欲しい、作りたい」という
気持ちになるまで、待とうと思う。

ゆっくりになってしまうかもしれないけど
夫の気持ちは、絶対に叶えてあげたい。



これから、どうなるか分からないけど…

子供がいなくても、幸せな夫婦。
子供が産まれてからも、幸せな夫婦。

で、ありたいと思っている。





はい!今日も読んでいただき
ありがとうございました!

しんみりとしたお話しに、なってしまいましたが!

私の知り合いや、夫の兄弟から「妊娠したよ」と
聞いたら

「お祝い何にしよっかな~♪」とプレゼント選びを、約1か月ほどかけて楽しんでいる人なので!笑

わたしは、元気です!

それでは、またね~👋



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