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派遣交換留学:ラトビア大学(ラトビア リガ)

神奈川大学外国語学部英語英文学科です。神奈川大学は50か国以上、 200以上の大学と提携し、派遣交換留学を推進しており、英語英文学科からも多くの学生が学内選考を経て中期・長期の留学に行っています。4年生の小林芽生さんが派遣交換留学を軸に大学生活を振り返ってくれました。


 私は2023年2月から2023年7月までラトビアに留学をしていました。ラトビアという国に憧れを持ち大学に入学したため、最終的に留学が出来て、とても嬉しかったです。元々2年生か3年生に留学しようと考えていましたが、新型コロナウイルスの影響でそれが叶いませんでした。しかし、留学できない間でもできることは何かを考え、英語力やロシア語力を高めるように心がけました。今回は、私の語学学習と留学とまた留学後の現在について少しお話しできればと思います。

ラトビアの風景

 英語英文学科の学生は、第二外国語の授業を必ず取らなければなりません。韓国語やフランス語などの第二外国語は人気がある一方、ロシア語はあまり人気があるとは言い難いです。しかし、元々ラトビアに留学をしたかった私は迷わず、ロシア語を選択しました。ロシア語の授業は、難しい言語であるということもあり、先生は優しく、授業のペースがゆっくりでした。授業には大変満足していましたが、もっと早くロシア語を身につけたいと思った私は、授業以外でも自己学習をするようにしていました。特に、コロナ禍で1年生の頃は暇だったため、暇があればロシア語を勉強していたのを覚えています。コツコツ学習を続けた結果、3年生の秋にはロシア語能力検定3級を取得することができました。現在でもロシア語の学習は続けており、ロシア語能力検定2級とТРКИ第一レベルを取得できるように頑張っています。皆さんもロシア語という普段学べないような言語を大学でぜひ学んでみてはいかがでしょうか。普通では学べない言語に触れ、自分の知見を広げられる良い機会だと思います。

ロシア語の学習ノート

 一方、英語は授業のほかにEnglish ExpressやEnglish loungeなどの英語の課外授業を通し、学んでいました。元々英語での会話があまり得意ではなく、入学した当初はあまり話せませんでした。しかし、このままではダメだと思い、コロナの状況にも慣れ始めた2年生からEnglish loungeなどに積極的に参加するようになりました。苦手だったスピーキングがかなり上達できたのは、授業と課外授業のおかげだと思います。
 3年間の語学学習の結果、留学を有意義なものにすることができました。元々ラトビアには日本人学生が少ない一方、ヨーロッパやトルコからの学生が多く、彼らと話すために英語を使っていました。今でもトルコ人の友人とは、連絡をとり続けています。さらに、留学を通して、ロシア語の会話力もある程度上げることができました。ロシア語の授業は全てロシア語で、元々リスニングが苦手な私にとって大変なものでした。先生の話していることがわからない、何を答えたら良いかわからない…このような状態が1ヶ月ほど続きました。周りのヨーロッパの学生は会話が非常に上手で、一方私は全然できない。そのため、正直、辞めたいとも思いました。ただ、ここで辞めたらラトビアに来た意味がなくなるのではないかと思い、授業以外も復習や宿題をしっかりこなすようにしました。日々の努力のおかげもあり、最終的に先生の言っていることがわかり、質問をされても、多少のミスはあるものの答えられるようになりました。留学を通して、語学力だけではなく、人間的にも成長できたのではないかと思っています。
 留学後は、英語で開講されている授業を取りながら、就職活動や卒業論文の執筆を行いました。大変ではありましたが、どちらもうまくこなすことができました。大学が開催した外国語スピーチ大会では、ロシア語でスピーチし、優秀賞を頂くことが出来ました。

神奈川大学外国語スピーチ大会の賞状(優秀賞)

確かに4年生での留学は世間一般的に見れば、遅いかもしれません。しかし、自分の頑張り次第で、就職活動などのやるべきことを終わらせることができます。留学は、語学力を向上させるだけではなく、様々な経験を得られる良い機会であると私は考えています。少しでも興味があるのなら是非自分の気持ちを大切にし、世界に目をむけてみてください。

ラトビアで食べたもの 飲んだもの

記:小林芽生


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