アメリカ生活④

前回は語学の先生にカトリック教会に連れて行ってもらい、洗脳されるかな、などと思いながらもロックライブのような雰囲気で、楽しかったということでした。

その後シアトルの牛のセリ市に行きました。

そこで、アメリカの労働者の一面をみてショックを受けました。

セリ市というのは東京ドームくらいの大きさのスタジアムに、一頭づつ牛を展示し値段をつける日本の築地市場の牛バージョンのようなものです。

スタッフは、牛を誘導するの人とその他3人がアシスタントとして観覧者の前にいました。

その中の一人がなんと仕事中にポテトチップスを食べていたのです。日本で普通ありますか?

しかも観覧者もそれが普通のように何もいわないのです。

極端に言うとアーティストのライヴで、スタッフが観客の前でポテトチップスを食べているようなものです。

一発でクビですよね。

しかしそれがアメリカであり異文化なのです。

アフリカにいた時、私は農業畜産省で働いていたのですが、当然のようにノーネクタイでジーパンとスニーカーで仕事をしている人が沢山いました。

しかし、シャツは着るのがマナーだというよくわからないルールでした。

また、女性は足を見せる服装は不謹慎ということで、ひざ丈より上のスカートやパンツを履いている人はほとんど見かけませんでした。

もっと細かいルールで、ビーチサンダルはだめで、かかとの上をおさえるパーツがあるサンダルはオッケーとの事ででした。

日本にいてそんなことをまず知ることはないですよね。

そんなことを毎日のように発見でき、楽しいですしそれ以上にめんどくさいです。

日本にいて毎回チップの計算する事はないですよね。

アメリカでは毎回あります。

アフリカではほぼ無いのですが、一部の高級店では必要で、必要ないと思っていた時に、ウエイターに要求される面倒くささはハンパないです。

このように、海外に住むことによって非日常が日常になります。

常に気を張っていかなければならないので、よく言えばハリのある人生ですし、悪く言えばしんどいです。

でも、日本に帰ると、物足りなく感じます。帰国して刺し身を食べたときの感動は物凄いですが。

私はコロナが明ければすぐにアフリカに行きたいですし、色んな場所に行きたい。

これは体験しなければ味わえないので。日本でコロナ疲れをしている人、家にいるのが苦痛な人は取り敢えず日本から出ろといいたいです。

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