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iPadグラレコ | ドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」信友直子監督の講演会 @全国映画センター学習交流会

こんにちは、くぼみ(@kubomi____)です。
iPadグラレコを始めてから、早くも3ヶ月が経ちました。
2019年最初のグラレコのお仕事は、映画監督・信友直子さんの講演会でした!

先日、全国映画センター学習交流会( @ 京都映画センター )にて開かれた、ドキュメンタリー映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」 の監督・信友直子さんの講演会のグラレコをさせて頂きました。

映画の背景にある信友監督の複雑な思いや深いメッセージ。講演後、参加者のみなさんもとても熱く議論されていました。作られたストーリーではない、リアルな記録だからこそ、観た人が自分の体験を「語りたくなる映画」。その講演とディスカッションの様子を、リアルタイムで視覚化させて頂きました!

映画「ぼけますから、よろしくお願いします。」
信友直子監督が広島県呉市に暮らす両親を1200日間にわたり記録したドキュメンタリー映画です。ドキュメンタリー映画では異例の大ヒットとなり、今も全国の映画館で上映されています。

予習:映画を観る

イベントの内容を聞き、私も、予習として事前に映画を見させて頂きました。涙が止まりませんでした。作られたストーリーではなく、家族のリアルな日常が切り取られていて、「きれいごと」じゃなく「リアルなメッセージ」だと感じました。笑いのある瞬間も、死にたくなる瞬間も、包み隠さず映し出されていることからも、監督の「本気」が現れています。お母さんもお父さんも、娘さんである監督自身も、みんな生き様がカッコいいのです。

グラフィックレコーディングの役割

今回の学習交流会の主旨は、全国の映画センターから集まられた代表者の方々が、監督の講演や関係者とのディスカッションを通して、2019年の柱となる本映画「ぼけます」のメッセージや役割を理解し、議論することです。この日のインプットをベースに、全国各地の映画センターで、今後の上映会の企画をされることになります。

ですので、グラレコの役割として、以下のような点を意識して取り組むことにしました。

・参加者の方々が後日振り返ったときに、監督の映画にかける思いが思い出せるように、「事実の説明」よりも「主観的な思い」を重点的に記録する
・参加者の方々が、他の初見のメンバーにも共有しても分かりやすい情報量

信友直子監督による講演

ディスカッション

『認知症の人と家族の会』の方々によるお話

配給会社ネツゲン 井上加奈子さんからのコメントと、全国映画センターの方々の感想


表示環境のトラブルでヒヤっと。

アナログだと紙と壁があればどこでもできますが、表示環境のトラブルはデジタルのグラレコならではの課題です。接続不良でプロジェクターから映せない、、!といったトラブルもありましたが、プロジェクターを替えて、無事に表示できました。さすが映画センターさん、いろんなプロジェクターをお持ちです。最終的には業務用の高輝度なプロジェクターで接続できて、結果オーライでした。どんな環境にも対応できるよう、コネクタはたくさん準備しておくのがbetterですね。いっそプロジェクターを持参すれば一番安心、、でも重い! 

当日印刷して、お土産として持ち帰ってもらう

主催者の方の提案で、その日描いたグラレコを、その日のうちに全てプリントアウトして、参加者の皆様に持って帰ってもらうことになりました。これは、常々やりたかったことです。もちろんデジタルデータでも共有しますが、その日のうちに、参加者の全員にお渡しするには、印刷して配るのが確実です。こんなふうに、オリジナルのコピーを多数の人の手元に届けられるのも、デジタルならではの活用です。こうすることで、参加者が誰もメモをとらなくてよくなるイベントになったらいいなと思っています。

グラレコを初めて見た方々にも受けいれてもらえた

参加者のみなさんのほとんどが、グラフィックレコーディングを見るのも初めて、ということで、ちゃんと役立てるだろうか、という不安もありました。しかしそんな心配とは裏腹に、とっても楽しんでいただいた様子でした。あたたかくポジティブなフィードバックをたくさん頂き、「これ、うちでもやってほしいなあ」なんて活用方法を考えてくださったりしました。

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