窓辺の珈琲

前世:宮藤仁奈。文章書くの好きでしょ?って山下先生と同じことを小栗さんに言われたので、…

窓辺の珈琲

前世:宮藤仁奈。文章書くの好きでしょ?って山下先生と同じことを小栗さんに言われたので、書いてみることにします。言葉は尽くしても尽くしても届きやしないから、供養がてら飾りましょうか。文体は直前に読んだものに影響されるものの、ほぼ小栗文体なので情緒が行方不明です。汚いのもあります。

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最近の記事

肉じゃがを食べた日

8週間の総合実習が終わった。 始まる前は「長いねぇ」って言われるけど実際あっという間だろうなと思ってた。 いざ最終日迎えてみると めちゃくちゃ めちゃくちゃ ありえん短かった。 あまりに密度が濃すぎた。 緊張して借りてきた猫状態だった初日。 バイザーに出会い(この人すげぇ人や…)と秒で信用した2日目。 私の現在地をありえん速度で把握し、最適な指導を逐一くれるバイザーに全幅の信頼を置いた3日目。 そこから日に日に手技に惚れ関わり方に惚れた初週。 好きすぎて反動で距離

    • TOKYO LIVING MONOLOGUES

      観てきた。ダルカラTLM。 こちらでは軽いネタバレは気にせず思いの丈を書いていこうと思います。 まずかわいいにゃんにゃんありがとうございます。「こんなしてもらっちゃっていいのかしら」はここから始まっていました。 入口でテンションが上がるのは久々観劇マンには嬉しいし、しかもくららさんに会えたからもっと嬉しかった✨ 中身はねぇ 確かにあんまりモノローグじゃないって聞いてたけど、思ってたのの3倍喋ってたし、思ってたのの5倍演劇だったし、私は自分が思ってた10倍孤独に追い詰められ

      • ロマンチックが明けて

        7/8になったのでめちゃくちゃ現実に向き合って書きます。 すごく近しくてお世話になっている所できな臭いRTがちらほらあって、どうかどうかミスタッチか何かであってくれと思う。 今は消えているから、特定もされないと思うので書きますね。 ワクチンのこと。 岸田さんのnoteは私も日々反省している対応の話だったけど。 やっぱりどうしても譲れない。 猛毒ワクチンって何ですか。 去年の春夏、恐ろしさが知られ始めた頃にあれだけ待ち望まれて、必死に必死に世界中のたくさんの研究者が研究し

        • 笑うこと

          ぼんやりと流れるKiss×Kissを聞いてたら、ふと今のこの苦しさの正体を掴んだ。 Twitterで9.11のときのショービズの外国人たちの話を読んで、京アニ放火直後のマモライのアンコール曲を聞いて、繋がったこと。 それどころじゃないっていうような非常時に、笑うこと。 それは小栗さんの言う “現実に捕まらないように逃げる方法(=笑う)” こと、でもあったんだ。 それはそういう職業の人間 (あるいは社会人はみなそうかもしれない) に許された、あるべき姿。 それは私がずっと最も

        肉じゃがを食べた日

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        • キコ稽古場雑記
          10本

        記事

          8.23の贈り物

          先日、4ヶ月ぶりの2連休(施設長に申告したらまじで?wwwって笑われました)に秘密の場所でトナカイさんに撮っていただいた。 もうお盆だねえ、おじいちゃん帰ってきてるね、という“かぜ”に迎えられて撮った写真は、 8月23日、もうひとりの「私の人生を守ってくれたヒーロー」の誕生日に届きました。 ちょうど、もうオレゴンも日付回ったよ!という時間帯に。なぜか推しを全力で祝うとプレゼント貰いがち。おめでとうRiver。 私の誕生日みたいにどきどきして封を開ける。 丁寧でかわいらし

          8.23の贈り物

          シェイクスピアと木村さん

          カクシンハンの「経験不問!演出家・木村龍之介によるシェイクスピア実践入門ワークショップ」に参加しました。 現場がなくなって演劇というものに対してどうあればいいのか見失ってから、初めてと言ってしまうとぽつぽつと繋ぎ止めてくれた方々に申し訳ないのだけれど、照明の仕込みとばらしと観劇だけでは触れようのない、産地直送の熱量がそこにありました。しかも絶えることのない。 懐かしき安心を得て、私にとって「照明をやりたい(やれるようになりたい)」と「舞台が好き」と「演劇しないとしぬ」は明確

          シェイクスピアと木村さん

          なにもない劇場

          よしこと一緒に「なにもない劇場」に来ている。 前にいたのは男性一人だけ。 静謐な空間に圧されて、黙って各々の好きな席に着いた。 1番後ろの席。 映像オペで座るブースの柱、の前の席。 駅前は天井が低いから、目の前にバトンがある。 触らないでくださいという注意事項を思い出して、別に触るつもりもなかったけど、仕込みやばらしで高所恐怖症の私を支えてくれるバトンも、これからあんまりべたべた触るのって歓迎されないのかな、とか思って急に辛くなった。 触れないという制約。 この企画にお

          なにもない劇場

          君へ

          君を超える前の日。‪ 死なない魔法をかけてもらった。 きっと一生に一度のチャンスで、 期待なんかしていなかったお別れの機会だったんだと思う。‬ ‪置いていきやがって、と笑いながら叱りたい。 ‬ ‪「わたし」というものを考える。 私は君じゃない。やっと腑に落ちた。 中二階席に、また座れなかったね。一生座ることはないのかもしれないと思う。 誰の、席なんだろう。今。 わたしは? 守りたい人を守っていくのが「わたし」の領分、だろうか。 過去の整理なんかきっとずっとつかないし、こ

          係長の話

          係長とのお泊まり、ついにやってきて、そして終わりました。 案の定、つい本気を出してしまった。 相談したいなぁとかせめてお話だけでもしたいなぁとか思ってたけど 係長のブラックさは以前に増して磨きがかかっていて、そんな余裕なかったな 絶好調、と茶化せる範囲を超えたのか らしくないミス(ミスというにはかわいいこと)を2つしていて なんかもうそれで係長の体調を測れる私よ…… 朝になってからちゃきちゃき働いた自覚はあるし ナースにも有り難がられたのが漏れ聞こえたのはかなり結構嬉

          光射す方へ

          Twitter上で悲しんだり怒ったりしたい人が、余計な気を遣わずに済むように、できるだけTLをふわふわゆるゆる素敵に保てるように努めている。(たまの毒は許して) 世界が本当は性善説で成り立っていようが性悪説で成り立っていようが、よい方向へ向かう根源的な力は努力して保てると信じている。 ずっと虚勢でも。 それが誰かを救うことがあると知っているから。 ✱✱✱✱✱✱ 日付変わって本日、宮野さんの新曲が先行配信され、公式YouTubeでMVが公開された。 https://yo

          光射す方へ

          流れる季節の真ん中に

          気付いたら凸さんと公演してたんだけどって学校用のアカウントでパニクったツイートをしたら、1代上の先輩「なんやかんやで最終回」さんのいいねをいただきました。 4代上っていうと...?と確認しようと、 ぼくたちのたのしげを読み返してきた。 たのしげオンライン、スマホで読むの初めて説。 西暦何年かも分からないまま遡ったけど、絶対自分が書いたなコレってタイトルがあったのですぐに見つかりました。今でもヤギは10頭飼いたい。笑 蘇る記憶に今も思う。 人生であの時ほど色々あった一年はなか

          流れる季節の真ん中に

          自分の領分

          Twitterで言えないことが一気に増えてしまいました。ばかばか繋がるとこうなるね。 だからこそそういう焦り方はいらないよ、って阿部さんが教えてくれるのはとってもありがたい。 しかしリヒターのお仕事も順番待ちのところがあるので、信じながらもどっかからお仕事拾って来たいなあという欲求は消えてなかったらしい。一日だいぶ消耗してしまった。 でも。 山下さんに報告したいくらい、私成長したなと思った。 三十路手前の女ってやっぱ不安定になるものなのかな、いつぞやの記憶を刺激する情

          「君に届け」

          を読んだ(漫画)。 大学を卒業するという段になってもなお恋と愛の境界がうっすいのに、周りは環境はどんどん大人が増えていって、ちゃんと使い分けることを求められて、 不意に読んでしまったすきの範囲の広さへの「許し」に思わず泣いてしまった...青春には戻れない年齢なのか... 佐藤さんのこと。 は、書きたいことたくさんあるけど、秘密にしておきたいという願いもあるから、佐藤さんにだけ手紙を書こう。 一つだけね、漫画読んで思い出した。 どうして今、佐藤さんがこんなに好きなのか

          「君に届け」

          キコの背中

          頭の中で何度も何度も繰り返しリピートされているのは、 色んな声音で呼ばれるわたしの名前。 小栗さんの声。 それがようやく止んだら、劇中で使われるM。 昨夜も、何度か夜中に目が覚めて、でもまた眠った回数だけキコの稽古をしてたなぁ。ずーーっと昼も夜も真夜中も稽古して、朝は準備に走り回ってた。 本当に、多くの変化があった。変革の時。 そのほとんどはずっと一緒にいて一番近くで一番助けてくれた佐藤さんのおかげ。そして最初にゆかさんがいて支えてくれたおかげ。 変わり始めることが

          トナカイさんに言葉を貰った話

          トタン。 とたん。 なんだか可愛らしい響き。 訪れる前の何倍も愛おしくなって、何度も口の中で音を転がす。 あったかい場所だった。 とってもとってもあったかい場所。 やさしい暖かさで満ちた小さな家の、 手を伸ばせばどこまでも広がる緩やかで穏やかな空間。 お写真も、詩も、生きていた。 ずっと、いや、たったいま、欲しかった言葉たちが。わたしを待っていてくれていたかのようにすうっと染み込んで、最初の一頁からもう目が離せなかった。 メイン展示の二階は畳を踏みしめる毎にミシリと

          トナカイさんに言葉を貰った話

          かっこいい大人と呑んだ話

          ...タイトルで既にラストを飾ってしまった。 何から始めればそれっぽい文章になるんだ...もう負け戦じゃないか...笑 まあ、素面なんですけど。 いっぱい喋るとね。しかもキコやってる最中だからね。手馴れた劇団員でさえ感受性がバカになると評判のキコやって、久しぶりに社長に会っていっぱい話したらね、こんなんなるよね。 これは、言葉を、思考を本物にするために落とし込む作業のスペース(備忘録を兼ねる)です。 “ラジオノート”なら誰にも見せちゃいけないのかな。でも本人には読まれても

          かっこいい大人と呑んだ話