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夏休みに見つけた小さな幸せ

夏休みに
数年振りに
パンを焼きました。

夏休みは
学校の仕事が
ほとんどお休みになり
週に2回の
グループホームの仕事のみ
となりました。

息子のお弁当作りも
お休みで
主人の分のみ。
起床時間も
45分遅い
5時となりました。

いつもより
ゆったりとした時間が
流れていました。

そんな
8月の始めのある日のこと。

突然

パンを焼こう!

そう思ったのでした。

時間がないから…
手間がかかるから…
そうやって
いつしか
遠退いていた
パン作り。

パンを作ろう!

再び
そう思えたのは
パン作りの大変さの方ではなく
楽しさやワクワクの方を
思い出したからでした。

その日は
久しぶりだったこともあって
卵も牛乳もバターも入れない
簡単に作れる
シンプルなパンを
作ることにしました。

大まかな作業工程は
何となく憶えていましたが、
さすがに
レシピなしでは
作れませんでした。

ちらちら
本を見ながら。

そのうち
感覚がよみがえってきて…

発酵も順調に進み…

ベンチタイムとか
ガス抜きとか
色んな工程を
懐かしく思い出して…

そうこうしているうちに
パンが焼き上がりました。

ちょうど
主人も息子も
家にいる日だったので
昼食に3人で
焼きたてのパンをいただきました。

シンプルなパン。

噛めば噛むほど味が出る
そんな素朴なパン。

それはそれで
とても美味しかったのですが…

今度は
卵も牛乳もバターも入った
パンを焼きたい!

カチッ

やる気スイッチが
入りました。

数日後。

再びパンを焼きました。

卵、牛乳、バターが入った
いわゆるリッチなパンは
ベタベタして
捏ねるのが大変!
そう思っていたのですが…

今の私には
むしろ
そのベタベタが 
まとまっていく感じが
楽しいと
思えたのでした。

その日、
主人は仕事だったので
息子と昼食に
焼きたてを
いただきました。

おいしい!

あまりの美味しさに
ついつい食べ過ぎて
しまいました。

自画自賛…(笑)

夏は
パン作りに最適な季節。

あっという間に
発酵が進むので
見ていて
とても楽しいのです。

ぷぅっと
膨らんでいく様子は
本当に、
生きているようで
(生きているのですが…)
愛おしくなります。

オーブンで
焼いている時も
ふっくら
膨らんでいく様子や
こんがり
焼き目がついていく様子が
本当にかわいいのです。

うわぁ…

オーブンに向かって
一人でにんまり。

この半月の間に
4回ほど
パンを焼きました。

パン作りをして
思ったこと。

それは、
そこには
作る喜び。
待つ喜び。
育くむ?!喜び。
愛でる喜び。
食べる喜び。
たくさんの喜びがあること。

夏休みに見つけた
小さな幸せ。

それは
私の心が喜ぶ
ステキなステキな時間でした。





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