見出し画像

約50年ぶりに指定野菜へ。ブロッコリーのすごいパワー

需要が高まっているブロッコリーが、国民生活で重要な「指定野菜」になります(2026年から)。

「指定野菜」が追加されるのは、およそ50年ぶりだそう。

ブロッコリーは、最近注目を集めている野菜の一つです。

特に美肌効果アンチエイジング効果が期待できることから、女性を中心に人気が高まっています。

今日はブロッコリーを食べることのメリットについてお話していきたいと思います。




指定野菜とは?


今回ブロッコリーが指定された「指定野菜」。

約50年ぶりの追加とのことであまり聞きなれない言葉ですね。

「指定野菜」とは、国民生活で重要だと農林水産省が認めた野菜に適応されます。

指定野菜になると、価格が下がって農家が困る場合には、国が支援することで安定供給を確保します。

農水省は、特に消費が多い野菜を指定野菜としています。

この制度は66年に始まり、キャベツ、キュウリ、ダイコン、トマト、ナスなど14品目が指定されています。

それぞれの野菜について、一定の産地を指定し、価格が急激に下がった場合には、国が農家に補給金を支給して生産量を保つ仕組みです。


ブロッコリーに含まれる栄養は?


指定野菜になっただけあって栄養満点のブロッコリー。
たくさん栄養成分が含まれますが、本記事では特に嬉しい成分をいくつかピックアップして紹介します。

たんぱく質

野菜なのにたんぱく質が豊富なのが一つの特徴といえます。

アスリートや体づくりを意識している人に人気な理由がここにあります。

ブロッコリーの1房で1gほど含まれています。

たんぱく質は体づくりに重要な栄養素。

お肉類に比べると脂質がなく、低糖質なのでメリット満載です。


ビタミンC


ビタミンCは、免疫力を高めて体を健康に保ち、肌や粘膜の健康をサポートする効果があります。

ブロッコリーのビタミンCの含有量は抜群。

100gあたり140mgも含まれ、1日必要量をほぼ満たしてくれます。

茎にビタミンCが多く含まれているので捨てずに食べましょう。

ただし、ビタミンCは水に溶けてしまうので、ゆでる時間は短くするか、蒸すことがおすすめです。

カリウム

カリウムは余分な塩分を体外に出すのに必要な栄養素です。

塩分の摂りすぎによるむくみが気になる場合には、積極的にカリウムを摂取することでむくみが解消されます。

鉄はヘモグロビンの材料であり、全身に酸素を運ぶ役割があります。

鉄が不足すると、ヘモグロビンの濃度が低下し貧血になることがあります。

特に女性は月経のために鉄を失いやすいので、鉄を意識的に摂取しましょう。

ブロッコリーには鉄だけでなく葉酸も含まれるので貧血予防におすすめの食材です。




世界が注目する成分 スルフォラファン


ブロッコリーには高い抗酸化作用を持つスルフォラファンというファイトケミカルが含まれます。

ファイトケミカルは植物が自分の身を守るために自ら合成しているもので、厳しい環境や紫外線の強い場所で栽培された野菜や植物に豊富に含まれます。

ブロッコリーにはスルフォラファンという強い抗酸化力をもつ成分が含まれ、

  • 糖化を防ぐ効果

  • 子どもの発達を促す効果

  • ピロリ菌の除菌効果

などが報告されています。

糖化は老化現象であり、肌で糖化が起きると見た目の印象にもかかわりますから、ここに効いてくれるのはうれしいですよね。

普通のブロッコリーにも含まれますが、新芽であるブロッコリースプラウトには約10倍ものブロッコリースプラウトが含まれます。

スルフォラファンの濃度が示してあるものなどもスーパーで並んでいますので、できるだけ濃度の高いものを選ぶといいでしょう。

スルフォラファンの効果は3日間ほどキープされるので毎日でなくてもOKです。

体で有効に使われる割合も80%ほどと高いところも特徴です。

生のままで食べてアンチエイジングしましょう。



冷凍野菜は栄養があまりはいっていない?


ブロッコリーといえば冷凍のものもよく目にしますね。

冷凍だと栄養価が落ちるのでしょうか?

一般的には加熱したものを冷凍しているので、加熱や水処理の過程で減ってしまう栄養成分があるのは確かです。

しかし急速冷凍の技術で栄養素が壊れにくいよう工夫されており、栄養がなくなったり、大幅に減ったりするなどといった心配はしすぎなくて大丈夫です。

冷凍のブロッコリーは茹でる手間が省けるため、簡単に利用することができます。

積極的に使って、たくさんの栄養を摂取しましょう。



以上、指定野菜となったブロッコリーの栄養についてお伝えしました。

ブロッコリーにはビタミンCやカリウム、鉄などの栄養素が豊富に含まれており、健康と美容にも効果的です。

さらに、ブロッコリーが自分の細胞を守るための成分スルフォラファンには、糖化の防止やピロリ菌の除菌効果もあることも注目されています。

今後のnote更新もお楽しみに!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?