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私の短歌日記にもタイトルを付けたい

3ヶ月くらい前から、毎日一首、短歌を書くようにしている。

・その日にあったこと/思ったこと
・思いつかなければ思いついた何か
・どうしても思いつかなければ目に留まった「物」
・題材を見つけるところから書き終わるまで5分以内くらいで
・定型をはずさない
・定型を外れてしまった時はそれはそれ
・これ短歌じゃないじゃん…と思っても深く考えない

ゆるい。おかげで、毎日「書くこと」には慣れてきた。書かずに布団に入ると忘れ物をしたような気になる。何かしらの31文字を書くために起き出す。
ついでにちょっと日記のようなこともメモすればいいのにと思う。しない。それはまだめんどくさい。ついでにちょっとストレッチでもすればいいのにと思う。しない。めんどくさい。
まあそれが、短歌力としての日々の積み重ねになっているのかと言われたら…それはまた別の話だと思う。

どれくらいゆるいかというと、こんなかんじ。これ、まだマシなほう。データに移すときに思いつけばちょっと手直ししたりはする。まあでも、これは日記と思えば人に見せるものでもないのだし。

9/16
大盛りのコンビニ飯を買ってきて大盛り分だけ食べきれず寝る

10/1 ※犬の誕生日
人間で言うと…の意味がわからない犬の年齢犬のもんだろ

10/7
ヒュイヒュイと人が泣いてる音がして見れば電車の連結部分

11/9
急病人対応のため停車する朝の電車のため息の濃さ

11/21
夕方のデパ地下うろうろ眺めては何も買わずにシシャモを焼いた

藤田美香/短歌日記2023


ごく最近、東直子さんの『十階』を読んだ。365日の短歌日記だ。
短歌日記と言っても本にするために体裁をいろいろと整えたものだろうと私は思っていた。「その日のうちに書き、毎日掲載された」ものだそうだ。プロとはこういうことなのか。鳥肌がたった。
私のコレは、とてもじゃないが毎日は公開できない。

10/3
我の名がどこにも見当たらない短歌雑誌をサイゼでゆっくり捲る

藤田美香/短歌日記2023

ぜったい続けてやるなんて意気込んではいないのだが、ゆるゆる続いたらいいなとは思っている。禁煙なんかもそうらしい。「絶対」という言葉は案外危険だ。少しずつルールも変えていけたらいい。もうちょっと短歌脳の筋トレになるような。いや高望みはしないでおく。
いつかこの短歌日記にタイトルが付けばいいなあと思う。





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