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3月 4月から司書になります

 こんにちは。クジラといいます。
 本や言葉が好きで本にまつわることを書き記しておきたいと思いnoteを書いています。

 春の嵐が続く3月も終わりに近づいてきました。今年は桜の開花が遅れているようですね。日々のニュースで伝えられる桜の開花予報が、春の到来のカウントダウンのようで毎日気になってしまいます。
 さて、今日も3月のことについて振り返っていきます。



2月からの振り返り・3月にできたこと

  • 図書館司書コースの進捗:1月に受験した科目終末試験2科目が合格できました 図書館司書コースを修了しました

  • 図書館司書(パート)として採用されました

  • 「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」を鑑賞しました

  • アイコン画像を変えました

  • この1か月に読んだ本


図書館司書コースの進捗

 3月中ごろに発表された「生涯学習概論」と「児童サービス論」の科目終末試験は2科目とも合格できました。
 上記2科目の合格をもって、図書館司書コースの履修は完了し、修了となりました。

 パソコンの画面上で確認しただけなのでまだ実感はありませんが、4月にはまず履修し終えたということで「修了証書」が届くようです。そののち「司書資格証明書」を請求し、5月頃には証明書も届くようなのでそこでやっと実感するかもしれません。

 今月は2月に言っていたように合格したレポートをワードにまとめる作業をしました。
 後から気がついたのですが、科目終末試験も問題や自分の回答をスクリーンショットに残しておけばよかったかなと思いました。試験の合否や点数が分かっても、答案が返ってくるわけではないのと、試験を受けたら問題や自分の解答を忘れてしまうので…といっても後の祭り。レポートを残しただけでも記念としましょう!


図書館司書(パート)として採用されました

 今月の表題にもあるのですが、パート職の司書として採用され、4月から図書館で働けることになりました。
 2月に引っ越し、偶然近くの図書館の求人募集を見つけチャレンジしてみたところ、ありがたいことに採用していただけることになりました。

 1月の記事では、しばらく働かず過ごそうと思っていると書いていました。ちょうどその頃、自分でも書いたものの抜粋ですが、

仕事を辞めたことで「絶対仕事辞めてやる、司書になる!」みたいに意固地になって職探しするのは違うかな、と思うようになりました。要は私は仕事を辞めたいということが大部分を占めていたようで、憑き物が取れたように「司書になりたい~~~!!!」みたいな気持ちも落ち着きました。

と、だんだんと前職のストレス、これからの生活への過度な不安などが落ち着いてきたところだったのです。そして、自分に取り巻いていた執着のようなものが落ち着いたところで司書の求人応募、採用ということになりました。
 私に必要なものは応募をすることへのチャレンジ精神、行動力だけでした。受かったらラッキー、落ちたら今の生活がまた続くだけ、失うものはない(当たって砕けろ!)くらいの気持ちでいれたのも良かったのかもしれません。
 執着はしすぎないこと、そしていくら執着するくらい願っても行動しないことには叶えられないことを学びました。

 図書館で働くことが叶うわけですが、パートということもあり仕事内容は正職員として働くの司書の方のサポートになるのではないかと思っています。実際の仕事内容を知れるだけでもうけものですね。
 司書として働くこと、採用された図書館で働くことも初めてですから、まずは仕事内容を教えて下さる方の指示に一つ一つ応えていくことから始めたいと思っています。


「印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵」を鑑賞しました

 1月から東京都美術館で開催されている印象派展を鑑賞しました。
 今回の印象派展は「ウスター美術館」というアメリカにある美術館の所蔵品を中心とした美術展です。
 パリから始まった印象派は国を越えヨーロッパ諸国、そして海を越えてアメリカにも伝播していきました。フランスに留学していた当時の日本人画家にもその感性、技術は受け継がれていったそうです。今回はその一部を鑑賞することができました。

 アメリカの風景が印象派の技法で描かれているというギャップや黒田清輝などの日本人画家が描いた古典的な構図と精密さに印象派の色彩技法を合わせた作品など様々な印象派の作品を観ることができました。
 ちょうど西洋美術についてもっと学びたいと思っていたので、西洋美術史や私の好きなルノワールの生涯や作品について解説してある本を図書館で借りて少し学んでから鑑賞をしました。そのおかげで「印象派」と一括りに言っても画家によっての違い、国によっての違いなど絵画によって表現方法が異なることをより知ることができました。
 印象派の作品って不思議ですよね。近寄ってみると本当に点や線を重ねた筆致で(でもこれが絶妙な配色になっているし画家ごとに全く違う描き方なのがまたおもしろい)本当に風景が描かれているかわからないのに、少し俯瞰でみると、ちゃんと風景や人物になっているんですから。

 今回の企画展の楽しみが2つありまして、ひとつが、音声ガイドです。
 スペシャルナビゲーターに鈴鹿央士くん、ナレーターに声優の速水奨さんが起用されています。鈴鹿くんのゆったりとした話し方は音声ガイドにぴったりだと感じていましたし、主人が鈴鹿くんのファンでして、音声ガイドを楽しみにしていました。主人は鈴鹿くんのナビゲート部分を「ずっと聞いてられる」と言っていました。
 もうひとつはグッズです。美術館の限定グッズってかわいいですよね。欲しいものを全て買う訳にはいきませんから、今回はポストカード数枚、ブックマーカー(しおり)を買うのみに留めました。個人的にはブックマーカーが良いお買い物だったなと思います。今まで文庫本についてきたしおり、あるいは不要になった裏紙を切って挟むだけという質素なしおりだったために、読書するたびに印象派の素敵な絵がみられるなんて、、読書の楽しさが倍増です。

 次は10月から国立西洋美術館で開催されるモネ展を鑑賞したいと思っています。


アイコン画像を変えました

 とても小さなことなのですが、アイコンの画像を変えました。

 今までは絵本『ちいさいおうち』のあのまあるい絵を本にまつわるものとしてちょうどよくかわいい絵と思い安易な気持ちでアイコンにしていました。
 はじめは趣味の範囲でお金も取らず小さくnoteをやっている、そんなにみられないだろうし、くらいの気持ちでいたのですが、1年もnoteを続けていると当然はじめに比べたら閲覧数も増えますし、版権のあるものを使うことへの申し訳なさが強くなってきたため変えることにしました。

 とはいっても何の画像に変えようか、、本にまつわるものにしたいし、名前にクジラが入っているからクジラも入れたい。でもネットの拾い画じゃ今までと同じ、、ということで暫定的ではありますが、5分くらいで描いた手書きのクジライラストになっています。
 誰とも被らないという点は良いものの、とってもうっかりしたのが絵の中に「くじら」とひらがなで書いてしまったこと。名前は「クジラ」なので統一感が少し減ってしまいました。
 手書き感満載のアイコンなので、そのうち変えようと思っています。お気に入りの風景写真でもいいかなと思うのですが…なんせ小さいことなので気が向いたら考えます。


この1か月に読んだ本

・魔女の宅急便③            角野栄子
 キキともうひとりの魔女        
・魔女の宅急便④ キキの恋       角野栄子
・西洋美術入門 絵画のみかた      池上英洋
・はじめてのルノワール         中川真貴
・決定版 はじめての音楽史       久保田慶一ほか
・音楽の肖像              堀内誠一・谷川俊太郎
・女の道は一本道            田渕久美子
・俵万智の子育て歌集          俵万智
 たんぽぽの日々            
・文・堺雅人              堺雅人
・ブランケット・ブルームの星形乗車券  吉田篤弘
・日本文学の歴史3 古代・中世編3   ドナルド・キーン
・オーストリア滞在記          中谷美紀

 今月は様々な作業が落ち着き読書時間を多めに取ることができました。そのおかげで西洋美術や音楽史についての本から小説、随筆まで様々なジャンルの本を読むことができました。

 どれも素敵な本ばかりでしたが、特に印象に残っている本は歌人・俵万智さんの『たんぽぽの日々』、吉田篤弘さんの『ブランケット・ブルームの星形乗車券』です。

推敲された文が良い
 俵万智さんといえば、言わずと知れた『サラダ記念日』の作者であり有名な歌人です。31文字で多くのことを教えてくれる俵さんのエッセイは、とても研ぎ澄まされています。
 きっと、短歌と同じように自分の伝えたいことが相手にも伝わるように推敲を重ねた文章なのかと思います。「推敲された文」というのがとても重要で、自分のため、相手のために考え練られた文は、相手を傷つけない、ということを改めて感じさせてくれる本でした。
 『たんぽぽの日々』という本が俵さんが子育てをしているときの歌やエッセイであったことも加味されみずみずしく、優しい文章に包まれていました。
 こういった相手を思い、推敲された文章に日ごろから触れていたい、と思えた1冊でした。

世界観のとりこに
 もう一冊は吉田篤弘さんの『ブランケット・ブルームの星形乗車券』という本です。図書館でなんとなく本を探していたときに、本棚に装丁の素敵な吉田さんの本が並んでいて、その棚だけ光って見えるようでした、と言ったら少し大げさですが、まるで輝く竹を発見した翁のような気持ちになりました。
 本の内容としては新聞に寄稿したコラムという設定で、街に住む人々の何気ない日常が書かれています。
 文章も読みやすく、吉田さんが絵と文を編集しているため挿絵の世界観もぴったり。突飛な展開はなく、とにかく穏やかにページをめくることができます。ですから夜寝る前に読むのにぴったりなんです。ひとつひとつのコラムが短いので、本の世界観に浸りながら、心地よく眠気が来たらあとは電気を消して寝るのみです。
 図書館で借りた本をきっかけに作家さんまるごとにはまるのは久しぶりなので、うきうきしながらまずは1冊借りてきました。
 次は『鯨オーケストラ』という本があったので、そちらがあれば借りて読んでみようと思っています。(クジラだけに)

 今月で専業主婦期間はいったん終了し、また来月からは社会に復帰します。新たな仕事の始まりや生活の変化には疲れがつきものですが、少しずつ慣れていけたらと思っています。

 何かの縁でこの記事を読んでいただいた方、読んで下さりありがとうございました。またどこかで。

クジラ



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