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チェーン店ではない

 ここ数年でインド?ネパール?料理屋が着々と増えていると、みなさんも感じているはずでしょう。私が住む京都にも、いたるところに本格ナンカレーの店がある。

 この本格カレーはインドのものなのか、ネパールのものなのか?疑問である。インド・ネパール料理屋としているところもあるし、インド料理屋、ネパール料理屋と独立した別々のものとして解釈されている場合もある。謎である。

 数は多いインド・ネパール料理屋だが、その特徴は店によってそんなに変わらない。

 店先には本日のカレーの内容が書かれたボードが立てかけてある。片言の日本語で書かれた「ヒヨコマメのカレー」の文字。

 店に入るとまず店員さんがニッコニコの笑顔で迎えてくれる。すごく愛想がいい。私がこの手の店でよく食べるのは定番のランチセット。ナンとカレーとサラダと飲み物のセット。これを注文するときに一番悩むのは、カレーの辛さ選択である。6段階くらいある。どのくらい辛いのか、などと聞いても、答えに困るだろうから、いつも普通を頼む。少し辛いと感じるときもあるし、甘すぎるときもある。これこそが店の個性なのか…?と思う。

 注文するとすぐにナンカレーが運ばれてくる。大きなナンを食べている間は店内で流れる、インドミュージック?ネパールミュージック?に耳を傾けている。と同時に聞こえてくるのは厨房での店員の会話。私には何を喋っているのか、サッパリわからないし、入店したときの愛想の良い笑顔もすっかり消えているため、ちょっと不安になったりもする。そして食べているときに決まって聞かれることは、「カレーの辛さはどうですかー?」。ここで甘過ぎる、辛過ぎると言えばどう対処するつもりなのだろうと毎回思う。

 精算時に駅の近くで配布された、クーポンを提示すると、店員は焦った表情をみせる。あんなにたくさん配ってるのに、いざ持ってこられると困るのか…と少し笑ってしまった。

 ようやく清算も終わり、店を出るときは再びあの愛想の良い笑顔が戻ってくる。👳🏾‍♂️ありがとうござましたー

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