チーム「くま式」

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チーム「くま式」

NovelJam'[dash]2019にてスタートしたチーム「くま式」のnoteです。 著者の式さん、戸森くまさんの作品ほか小説に関する情報を発信していきます。

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NovelJam'[dash] 2019参加記(戸森くま)

○さいしょに  この記事は、NovelJam'[dash] 2019に著者枠として参加した私こと「戸森くま」の備忘録です。  NovelJam(以下ノベルジャム)とは、お互いほとんど知らない…

【小説】消えた親知らず

                            著:戸森くま 「見合いの話は、お断りします」  私が断固としてそう言うと、反対側のソファに腰を下ろした男…

『失せものは夕凪に』販売電子書店一覧

『失せものは夕凪に』著:戸森くま 購入できる電子書店をまとめました。随時更新予定です。▽ ■kindle■BOOK☆WALKER■楽天kobo『失せものは夕凪に』著:戸森くま ■ブ…

『多頭少女(左から三番目)の憂鬱』販売電子書店一覧

『多頭少女(左から三番目)の憂鬱』著:式さん 購入できる電子書店をまとめました。随時更新予定です。▽ ■kindle■Book☆Walker■楽天kobo『多頭少女(左から三番目)…

【投稿企画】ショートショート大募集

著者2名、編集1名、デザイナー1名でチームを組み、2日間で小説を執筆し、電子書籍としてリリースするイベント「NovelJam」。 そこでチームとして「くま式」が結成、2冊の…

【ショートショート】痛いときは痛い

                            著:戸森くま  私の歯は虫歯になりやすいので、高校生の時、かかりつけの歯科医院の先生から親知らずを早めに…

【ショートショート】交番と落し物

                             著:式さん 「あの、落とし物です」  若い女性が命の落とし物を、交番に勤務する俺に差し出した。 「また会…

NovelJam'[dash] 2019参加記(戸森くま)

○さいしょに
 この記事は、NovelJam'[dash] 2019に著者枠として参加した私こと「戸森くま」の備忘録です。
 NovelJam(以下ノベルジャム)とは、お互いほとんど知らない者同士がチームを組み、一泊二日で短編小説を電子書籍として発行する文芸ハッカソンイベントです。この記事をご覧になっている皆さまは、いずれもノベルジャムに関係するか興味のある方かと思いますので、諸々の説明は省かせて

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【小説】消えた親知らず

                            著:戸森くま

「見合いの話は、お断りします」
 私が断固としてそう言うと、反対側のソファに腰を下ろした男はきょとんと目を丸くした。
 男は、相良祐樹と名乗った。まだ二十代だという話だったが、普通に冴えないオッサンだ。
 不細工ではないけれど、別にイケメンでもないし、どことなく気弱そうな顔をしている。ひょろりとした体つきはなんとも頼りなく、一

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『失せものは夕凪に』販売電子書店一覧

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『失せものは夕凪に』著:戸森くま

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■ブックパス■BCCKS■紀伊国屋書店■honto■オムニ7

『多頭少女(左から三番目)の憂鬱』販売電子書店一覧

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『多頭少女(左から三番目)の憂鬱』著:式さん
購入できる電子書店をまとめました。随時更新予定です。▽

■kindle■Book☆Walker■楽天kobo『多頭少女(左から三番目)の憂鬱』著:式さん

■ブックパス■BCCKS■紀伊国屋書店■honto■オムニ7

【投稿企画】ショートショート大募集

【投稿企画】ショートショート大募集

著者2名、編集1名、デザイナー1名でチームを組み、2日間で小説を執筆し、電子書籍としてリリースするイベント「NovelJam」。

そこでチームとして「くま式」が結成、2冊の小説が11月3日にリリースされました。

『多頭少女(左から三番目)の憂鬱』(著:式さん)

『失せものは夕凪に』(著:戸森くま)

『多頭少女(左から三番目)の憂鬱』では「親知らず」が、
『失せものは夕凪に』では「失くしもの

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【ショートショート】痛いときは痛い

                            著:戸森くま

 私の歯は虫歯になりやすいので、高校生の時、かかりつけの歯科医院の先生から親知らずを早めに抜くことを提案されました。
 最初の二本は特に問題なく抜けたのですが、三本目(確か、右下の歯だったと思います)を抜く際に「前よりも麻酔が効いてないな」と感じました。私の表情に気付いた先生は「あ、まだ痛いかな」とすぐに麻酔を追加してくださり

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【ショートショート】交番と落し物

                             著:式さん

「あの、落とし物です」
 若い女性が命の落とし物を、交番に勤務する俺に差し出した。
「また会いましたね」
「えぇ、最近よく命が落ちていまして」
 二十代から三十代の男性の命。俺が命の落とし物の情報をリストに書き加えている途中で、彼女は「それでは」と言って立ち去った。
 彼女はこれまでに何度も命の落とし物を交番に届けにきた。最初

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