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第2回熊本地域医療勉強会 開催報告 2023/4/14

4月14日(金)第2回熊本地域医療勉強会 を開催しました。
講師を務めていただいたのは、
球磨郡公立多良木病院 副院長 総合診療科部長 稲田啓介 先生です。

「誰もが幸せになる地域医療 ~へき地医療の楽しみ方」という、とても素敵なテーマで、先生が地域医療に込める想いをお話いただきました。

今回も参加者は約60名。現地20人、オンラインで40人の方に参加いただきました。そのうち医学生が10人、そして、な・なんと、5人の高校生にも参加いただきました!!

参加者の職種は、医師、研修医、医学生、高校生、看護師、薬剤師、リハビリセラピスト、ソーシャルワーカー、事務スタッフ とさまざまです。

前半は、稲田先生のこれまでの歩み、地域の総合診療を志した理由について
後半は、現在、多良木病院にて実践し感じている、地域の中小病院ならではの学びややりがいについて

そしてさいごに、地域の総合診療医の存在意義や、今後の思いを語っていただきました。

笑いと熱いメッセージが盛りだくさん

今回の Take Home Message  !!
(たくさんあり過ぎて、しぼれませんでした・・・)

・医師はどこで働くか=何をモチベーションに働くか?
 大病院にはない、地域でしか学べないものがある。地域だからこそ経験できるものがたくさんある。それを若い世代に伝えていきたい。

・地域では若い医師も、病院・組織のマネジメントに関わることができる。  
 「自分がこの病院を変えていく」と思い、病院改革を実践してきた。

・コミュニティホスピタルとは
 高度急性期医療以外の医療・介護がそろい、地域の人に「ここがあるから安心」という価値観を持ってもらうことを目標とした病院のこと

 地域をまるごとお世話する病院として、地域密着型の病院には、地域住民の幸せに貢献するという充実感ややりがいがある。

・医療人の幸せは、地域医療の維持に必要不可欠である。
 楽しくイキイキと仕事をする医師が患者さんを癒やすことができる。

・総合診療医が、専門医や他職種、住民との「ハブ機能」として活躍することで、よりよい病院運営が可能となる。

・スペシャリストになっても、ベテランになっても、ジェネラルマインドをもって楽しんで働いてほしい

・いい医者って?  
病気を治す医者 → 楽しく仕事をしている医者 → 魂を癒し、皆を幸せにする医者


稲田先生ご自身が楽しく仕事をすることで、それがまわりのスタッフや患者さんに伝わり、病院組織、そして地域  を幸せに導いていることを感じました。


〈参加者アンケートより〉

・田舎の病院だからこそできることに目を向けて、都市部の病院よりも地域医療が患者さんの幸福へ貢献できる可能性を感じました
・以前は外科として地域医療に貢献したいと思っていましたが、先生のお話を聴いて、総合内科もいいなと思うようになりました
・へき地医療のモチベーションを上げるような内容で、自分も頑張ろうと改めて思いました

現地会場の様子(熊本県医師会館)

懇親会も多いに盛り上がりました。医学生のほか、多職種の方がたくさん集まり、世代間・多職種間 の交流ができました。

次回の開催もお楽しみに!!

稲田先生を囲んで
ハイチーズ!!

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