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マラソン競技の札幌開催から見えた、オリンピックの理想の姿。

 先日、東京オリンピックのマラソン・競歩を北海道の札幌で開催しよう、というニュースが流れました。

(詳しくはこちら:日刊スポーツの記事

この問題、皆さんはどう思われたでしょうか?

 夏の東京はゆうに30度を超える中で、選手の体調を踏まえての決断ではあると思いますが、

 私はオリンピックまで1年間を切る中での開催地変更は、かなり準備が大変だと思い、正直「大丈夫かな?」と不安になりました。

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 そんな時に、今朝の熊日新聞の社説が目に留まりました。(出典:熊本日日新聞 10月19日朝刊 新生面より)

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 フルマラソンで熱中症といえば、現在放送されている大河ドラマ「いだてん」の主人公、金栗四三さんが熱中症で無念の敗退だった、と思い返しました。(前回までのバックナンバー:ストックホルム五輪に関する記事

金栗

 ドラマで見た、あの時の「棄権」という絶望感を選手に再び味わわせるのかと思うと、たまりきれない思いがわいてきます。

 個人的な意見としては、なんとか開催時期をもう少し遅らせて10月に実施することはできないかな…とは思います。

ただ、夏休みが終わっているため、登校や出勤などに支障が生じ、交通という面で難しいのかなと思ったり、、。

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どんな方法をとるにしろ負担を強いるので、多くの人の協力が必要になります。


ということは、オリンピックに対して日本国民が理解を示さないと、どっちにしろ良いオリンピックにはならないのではないかな、、と思いました。


ちょっと根本的なところに論点が変わりますが、

そもそも、東京オリンピックに国民感情が追いついているのか?

というところも気になります。


私の身の回りでは、東京から離れた熊本ということもあって、「オリンピックねぇ…。まぁ、テレビでちょっと見るくらいかな…。」と、どちらかというと冷めたような雰囲気の人が多いです(笑)。

「札幌開催」というニュースを見て、深堀りし、自分の頭で考えた中で、主な要因としては、

オリンピックに向けて日本が1つになっていないのではないか

と思いました。

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今の時代、みんなが同じ方向に向かう、というのは至難の業だよな…と思っていた矢先、

ラグビーの日本対スコットランド戦の瞬間最高視聴率が50%をこえた、という記事を目にし、そんなことはないのかもしれない、と思い直しました。


大河ドラマ「いだてん」のような、国民がオリンピックに向かって一致団結した1964年のオリンピックは難しいかもしれませんが、


選手が「2020年の東京オリンピックは本当に良かった」と思えるような、そんなオリンピックに出来たらいいなと感じています。


オリンピックの最大の目的は、「スポーツを通した世界平和」です。

五輪のマークが、それを象徴しています。

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イギリスのEU離脱やアメリカの一国平和主義など、国際的に「自国ファースト」の文化が広がるなかで、日本が舵を取り、

東京オリンピックを通して、「世界が1つになる、っていいな」と思い直し、世界がまとまっていけば、最高のオリンピックになるのではないでしょうか。

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来週からいよいよ、いだてんは最終章に入ります。

田畑政治のオリンピックにかけた思いを学んでいこうと思います。視聴率は最低を記録しましたが、それと反比例するように、私の心は非常にワクワクしてます(笑)

いだてん最終章PR動画:YouTube NHKチャンネルより)

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教育のこと、授業をしている倫理や政治経済のこと、熊本の良いところ…。 記事の幅が多岐に渡りますが、それはシンプルに「多くの人の人生を豊かにしたい!」という想いから!。参考となる記事になるようコツコツ書いていきます(^^)/