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子どもにデジタルデトックスしたら、親子関係が良くなった話


「うちの子がタブレットを使いまくっている」一方で
「世界のITエリートの子供たち(息子の友達)はIT機器を使っていない」

この衝撃的な事実に気づいてから、我が家ではデジタルデトックスを始めた。

もともと、我が家のルールは1日YouTube 30分。これがYouTubeでもゲームでもテレビでも同じだがとにかく1日30分。

なぜ30分かと聞かれると根拠はない。なんとなく。1時間は長いよね、だったら30分か?くらいの感覚。
この適当さ。

強いて言えば私も夫も小さい頃は平日テレビ30分というのが家のルールだった。

金曜日であれば7時からやる10チャンネルのテレビ朝日のドラえもんを30分。そうすると自分の時間を使い果たすので終わり。後はせいぜいお風呂入って寝る位。

友達なんかは、5時過ぎから始まる夕焼けニャンニャン(世代がわかる人はわかる…)とか見ていて翌日は学校でも今で言う「推し」の話とかする。私は見てないので、当然話についていけない。みんなの話についていきたくて、一度だけ貴重な30分を夕焼けニャンニャンに充てたけど、それほど夢中になれなかった。それからは友達の話についていけなくても気にならなくなった。

そんなわけでなんとなく30分ルールを我が息子にも適用。

ところが。
ところがである

息子はテレビをほぼ見ない。
見るのはYouTube。

するとYouTubeと言うのは当然30分毎のプログラム設定などになってないので時間が来たときに中途半端なところで終わることが多い。

「時間になったよ。終りにしよっか」

こう声をかけても、まずすぐ終わらない。

「あと2分。」

とか言い出して、大体2分で終わらない。

こういうのが3回くらい繰り返される。

そうなると、私も最初は、「おわりにしよっか」とか言っていたのに、だんだん、「おわりって言ってるでしょ」とかキレ出して、息子も「わかってるよ、今終わらせるって言ってるじゃん」とか二人ともキレて終了。

私からすると
「せっかく30分もYouTUBEとして時間とってあげているのに、何言っちゃってるの」という気持になる。

息子からすると、
「今終わるって言ってるのに、いちいちうるさいな」
となる。

しかも、これがたまーにそうなるとかじゃなく、だいたい毎回そうなる。

元々はYouTUBE30分見たら、その後は切り替えて勉強しようかとなっていたはずなのに、、、、。

なっていたはずなのに。

こんな状況でYouTUBE打ち切りにされたから
「はー、一気にやる気なくなったわ」とか言い出してやらない。

こんなんなくても、やる気ないやんけっとか突っ込みたいけど、突っ込むと雲行きが怪しいどころか、さらなる台風を呼び起こしそうなのでぐっとこらえる私。

なんだかなーである。

30分好きなことをしてすっきりなはずなのに、むしろ二人とも機嫌悪いってどうなの?

+++++

そこでだ。

思い切ってタブレットなし運動を始めた。

いや、あまりに息子がルーズになったので「明日からなし」という強制終了ボタンが発動したというのが正確な表現だけど。

最初は「なんで見ちゃいけないの」とかブツブツ言っていたが、人間はすぐに適応できるんです。見ない生活がデフォルトになれば見なくて済む。

暇な時間はレゴしたり漫画読んだり。

絶対、本に手が伸びることはないけど、それはそれでよし。
タブレットの時と違って、
「あと5分くらいしたら、⚪︎⚪︎しようか」と声かけたら、きちんと切り替える。

もちろん、この漫画が終わってからということもあるけど、だいたい上手に切り替える。

一番大きいな違いはなんといっても情緒。
YouTUBEに毒されている時と違って、情緒が全般的に安定している。

情緒が安定すると、私も余裕をもって接せられる。

おまけにタブレットがないと、タブレットに毒されていた時間分の会話も増える。夜も早く寝かせることが少しずつだけどできるようになってきた。

いいことだらけやん。

私がYouTUBE30分とか謎のルールで家で疲弊してた間、世界のエリートたちはこんな有意義な夜の使い方してたんかっ。

YouTUBE見せろ、見せないでごねて喧嘩する時間は、不毛でしかなかったので、それがなくなって一気に優雅な夜がやってきた。

ひゃっほーい

世界のITエリートの教え: 
世界のITエリートは子供にはIT機器(タブレット、YouTUBE、その他アプリ)は触らせない




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