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駆け込み中学受験、猛烈な5ヶ月

先日、長女の中学入学式を迎えました。

志望していた中学校。笑顔が煌めく。


振り返ると、これまで塾など勉強系の習い事は
してこなかった娘が
ある日「中学校って指定以外に
いけたりするの?」

そんな何気無い会話から
よく話を聴くと・・・

ピアノの行き帰りの帰り道で
聴こえてくる部活動の雰囲気から
「ここがいいな」と憧れて
彼女が思うところがあったのだ。

何気無い一言とはいえ、私としても
普段の彼女から
学校の選択肢を広げて考えるのは
いいかもしれないと思った。

でも、中学受験は
「なんだか大変そう」と
どこか気になっていても
私からは切り出せなかったことだ。

ただ本人から話があった時は
「やはりそうだよね」と何か
必然のように思ったことも事実。

実際、そのなんとなくの予感を
上回るちゃぶ台返しまくりの
家が壊れそうな、濃厚な準備の5ヶ月だった。

通常でいうと
2、3年かけて取り組むらしい
中学受験の準備を半年足らずとなると
どこから着手するのか。

まずは心友に「娘が行きたい中学校がある」と
話すと、その日のうちか翌日には
「塾選びだ!!行くよ!!」と
飛び込み営業のごとく
戸惑う私の背中をぐイィと押し
連れて行ってくれた。

夫はそもそも「受験とは?」というところから
本を一気に色々購入し調べ始めた。
そして問題集もいくつか買ってみて
塾選びも並行。

私は受験方法を調べて
プレゼンテーションの準備を始めることにし

夫は勉強担当。私はプレゼン担当。
二手に分かれてやっていく。

こう書くととてもシンプルに
進んだように見えるが
実際全然そうではない。

ただでさえ時間がないのに
勉強だけに絞ってやっても
必要とされる学習領域まで届くかどうか
取捨選択もしていかないといけないのに

二つの方法で準備していくなんて、
とんでもないという夫と

私は、どちらにも可能性がある限り
どちらも全力でやってみるといいという考えと

これはもう本当に
最後までと言っていいくらい
めちゃめちゃ夫婦間で揉めました。

受験の前に家が壊れるわ。。。と
何度思ったかわかりません。

そんな最中
着々と淡々と動いていたのは
誰より本人。

朝も自主的に早く起きて勉強。
週2回はプレゼン
週5回は勉強。

学校のことも一緒に調べましたが
自分が本気で行きたいのなら、説明会や見学会については
自分で調べてカレンダーに記入するなど
ママパパに自分から伝えなさい、と言いました。

(もちろんそれだけでは足りないとところは
あるので、大人も調べていましたが)

本人の当事者意識がどこまでか?
時には突き放すような厳しさで
泣かせたこともたくさんある。

それでも「やる」と食らいついた娘。

塾の宿題の量も半端なかったけれど
それも淡々とこなした。

夫も激務の中、一緒に問題を解いて
塾との連携を取ってくれていた。

私はプレゼン準備を
ピアノの先生と3者で

作ったものを見直して
また作って見直しての繰り返しを
本番の数日前まで。

とても間に合わないと
受験の1、2ヶ月前は学校を休んで塾メインの生活。

やってもやってもなかなか受験に
必要な学習領域まで追いつかない。

1日1日が勝負。

そんなこんなで本当に色々ありつつ家族ぐるみで火をふきつつ

娘は志望校に無事に合格。

あとから8倍以上倍率があったと知り

ミラクル起こした意志と
行動に改めて。

娘の意思だけではなく
なんだか周囲も
突き動かされるように

その要所要所で不思議なほど
的確で恵まれた
サポートを引き寄せてきた。

絶対に大丈夫と私以上に娘を
信頼してくれた存在も
どれほど心強かったかわからない。

自分の限界を超えた挑戦に
ふた回りもたくましく見える娘。

私たち家族も、自分たちのできること洗いざらい
サポートして成長させてもらった。

私もこれまで様々な学びを
してきたことを総動員し
実質的な勉強以外の目に見えない土台である
メンタルサポートに貢献できたかとおもう。

コーチングは家族の転機でも
サポートできることを嬉しく思う。



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