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【実践報告】超級ビジネス日本語:顧客向けプレゼン

先週、4年ぶりに連絡をくれた生徒さんがいました。時が経っても、思い出して連絡してくれるのはうれしい。


■学習者プロフィール

出身:アメリカ
居住地:大阪
経歴・スキル概要:中高一貫校でALT(アシスタント英語教師)→精密機器メーカーの技術営業→大手戦略コンサルティング会社
語学:英語ネイティブ、日本語超級(デフォは大阪弁)
目標:日本人クライアントに対して、プロフェッショナルな言葉遣いでビジネスプレゼン・交渉などを行うこと
学習スタイル:自律的に学習できる。食わず嫌いせず積極的に情報を吸収する。本もよく読む。長年Ankiを使い込んで、単語・フレーズの暗記に努めている。

■過去のレッスン内容

日本(特に大阪)が好きすぎて、日本国籍を取得した元アメリカ人。レッスンを始めた2016年ごろ、中高一貫校でALT(アシスタント英語教師)をしていましたが、せっかく日本国籍を取って正式に日本人になったわけだし、日本企業で、しかも技術系の仕事がしたい。その転職支援からスタートしました。

面接対策を何度もやった後に、地元の中小メーカーさんに念願の技術営業職として転職成功。入社後は、新人お決まりの電話取りの特訓から始まり、社内会議でソフトに反対意見を言う方法、顧客との商談などの練習。しかしながら、段々ブラックな企業だとわかったらしく、最後は労働局に駆け込んだり退職交渉したり・・・

次の転職準備をしていたら、知り合いの紹介で、するっと大手戦略コンサルティング会社への転職が決まったとのこと。驚きましたが、頭がよくて負けず嫌いで努力家の彼ならきっと大丈夫。それ以降はあまり音沙汰なく、きっと先輩やお客様にもまれながら、仕事の中で日本語を身につけていることだろうと、心の中で見守っていました。

■今後のレッスン内容(カウンセリング)

そんな彼から4年ぶりの連絡。仕事はすごくやりがいがあって楽しかったが、実は英語を使う機会が多かった。しかし、いよいよ日本のクライアントを担当することになり、ちゃんとした日本語でお客様に説明できるようになりたいとのことでした。

大手戦略系コンサルタントだと、新人レベルでも月額300万円ぐらい請求するもの。かつチームで入ることが多いので、クライアントは月額で1〜数千万単位のお金を払います。そういった高い品質が求められる仕事において、カジュアルでない格調高いビジネス日本語を流暢に使いこなし、説得力の高いプレゼンや質疑応答ができるようになることが目標。

目標がでかいので、まず5分くらいのプレゼンを毎週練習して、説明スキルと、日本語の単語・表現、2つの側面から改善を目指すことにしました。彼の成長は、また追って書きます。

人の人生の一部に寄り添えるこの仕事、やっぱり無条件におもしろいな。

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