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『このセルフパブリッシングがすごい!』2021年版が出たよ!

セルフパブリッシング界のお祭りとも言える、『このセルフパブリッシングがすごい! 2021年版』が出版されました!
みんなの推しセルパブ本がここに集合!

まずは編集長の藤崎ほつまさん、本当にお疲れ様です。
今回が最後のようですが、毎回、お一人で集計・編集作業をこなし、しかもこちら無料の本なのでリターンは無しという、過酷な状況での出版!何がすごいって、『この編集長がすごい!』
毎回感謝しかありません。いつも楽しませていただいて、本当にありがとうございました。
編集長 藤崎さんの本も面白いので、ぜひ!
キミコロの方は、なんと無料で読めちゃいます!
(毎回思うけど、このクオリティで無料ってほんともったいない……)


◆拙著『おもちゃの指輪が絆ぐ時』が10位にランクイン!

はい!なんと!拙著が10位にランクインしてました!
拙著に投票してくださった方、本当にありがとうございますありがとうございます!

短編集でしたし、他に面白い作品たくさんあるし、正直今回ランクインは無理だろうな~と思ってました。なので本当に嬉しいです。

しかも、作家別ランキングでは8位
投票数ランキングでは10位と、なんだかんだ滑り込んでます!
めっちゃ昔の作品『今度君に逢えたら』にも1票入っていて嬉しかったです。投票してくださった方、本当に本当にありがとうございます!

(2019年度版で『行き先はきくな』が8位にランクインしたときにハイテンションで書いたブログも、よろしかったらよろしくね!)


◆1位のウメルちゃんがすごい!

ランキング1位、2位と、私が投票した作品でした。
それもまた嬉しい!

1位のウメルちゃんの本は、詳しくは『このセル』に載っているインタビューを読んでいただければわかりますが、実は出版前に読ませていただいた本なのです。

もうね、こじらせた恋愛書かせたら右に出るものはいませんね。
こじらせすぎてて、ウメルちゃんの青春時代が心配になりますね。
インタビューでは私小説ではなく、ほぼほぼフィクションってことになってましたけど、私の頭の中では全てウメルちゃんで再生されていたので、インタビューのコメントの方がフィクションということで間違いないですね。
ウメルちゃんの青春時代、相当やばいです。

っていうか、ウメルちゃんが書くお話は不思議な魅力があって。
甘酸っぱいだけじゃなくて、ウメルちゃんは「君と一緒にいると、僕は、きたなくなるんだ――」って表現してますけど、若い頃の未熟な部分とか、なんていうかけっこうドロドロで酷かったりするんですけど、それをスラスラと読ませてしまう筆致はまさにウメルマジック。

大好きなKANさんのネタが入っていることをのぞいても、何作か読んだウメルちゃんの本の中で一番すごいと思いました。

読了後、もう、感情が「うわああああ」ってなって描いたファンイラストを気に入っていただけて、それをブラッシュアップしたものを表紙に使っていただきました。

これまでウメルちゃんが自分で作ってきた表紙がどれも素敵で大好きだったので、そんな中、私の絵で大丈夫だろうかって不安もあって。だって怖いですよ。作品がどれだけよくても、表紙ではじかれたら申し訳ないじゃないですか。自分の作品に自分の絵を使うのは自己責任なので良いですが!

私がウメルちゃんに渡したデータは女の子だけだったのですが、めっちゃ素敵にデザインしていただいて、嬉しかったです。
ウメルちゃんありがとう!そして、本当におめでとう!!!

◆今回の推し本の中から一冊紹介

今回私が投票した中から一冊。とても好きな本を紹介!
犬子蓮木さんの『夕日の音を知っていますか? 夜の青さを認識しました』

横書きなので、一瞬ページめくりにとまどいましたが、この小説はなるほど横書きが良いのです。
冒頭しばらくは、実は何が起こっているのかよくわかりませんでした。動きはあるけど世界がとても静かでただ美しくて。

ゼラが登場してから、急に世界が動き出す感じがすごい。ここまでの静の描写がストンて理解できる感じ。

世界観が好きすぎて、読了後の余韻が好きすぎて。
もう一度冒頭に戻ったら、初見とはまた違った世界が見えて。
とても大好きな作品です。

そして、乙野二郎さんが書かれた『このセル』のコラムの中で、犬子さんの小説に触れていて。その本も以前投票したことがある本で、こちらはミステリなんですが、未だに印象深く心の中に残っている本です。

どうやら賛否分かれてるっぽいですけど、だからこそ、強烈な印象を残すのだろうなと思います。

っていうか、犬子さんの書く小説大好きなんですけど、出版したあと一度告知するくらいでめったに宣伝しないんですよ!もったいない!

◆『このセル』バックナンバーと、これまで私が投票した本

というわけで、たくさんあるセルパブ本。何から読んでいいかわからない、という方のための導入本として、『このセルフパブリッシングがすごい!』がすごいと思うのです。全て無料でゲットできますので、ぜひ、読書のお供に。Kindle Unlimited 読み放題対象の本も多いですよ。

過去の『このセル』は、こちらから全てダウンロードできます。


最後に、私がこれまでに投票した本のリンクを載せておきます。
ジャンルは様々ですが、どれも個性豊かで面白い、おすすめの一冊です。

☆ ☆ ☆

(そして時々はクミタの作品も思い出してあげてくださいね。笑)



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