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いま、コーヒーのコレがおもしろい

基本的にコーヒーにまつわることなら大概おもしろいと感じるのだけど、マイブームのひとつが焙煎。

ふだんからやってるやんという話だが、焙煎量を増やした焙煎がおもしろい。

頻繁に焙煎している銘柄の生豆量をこれまでの1.6倍にしたところ、コーヒーがもう1段階美味しくなった。

とくに良くなったのが、香りの強さと甘さ。


焙煎歴8年。

その経験や書籍から学ぶ中で重視している点が【焙煎時間をかけすぎない】こと。

序盤、中盤、終盤といった各区間での時間配分もあるのだけど、どの区間においても必要以上に時間をかけると香りが弱いとか、きつい渋みが出るとか。

まあ、あまり良いことはない。(少なくとも2016年から2024年までの現時点では)


焙煎量が増えたとき、火力を従来通りのままにすると必然的に焙煎時間が延びるので、対策として火力をアップすることになる。

↑生豆1キロ焙煎時の火力
↑生豆1.6キロ焙煎時の火力(めちゃ暑い…)


めちゃくちゃあたりまえの話である。

ただ、これがめちゃくちゃいい結果をもたらしてくれた。


ところでコーヒー生豆は密度が高い(中身がギュッとしていている)ため、熱しにくく冷めにくい。

加えて、しっかり熱してしまえば「はい終わり」といかないのが焙煎の難しくもおもしろいところ。

というのも焙煎後半、あるタイミングで生豆がもつ水分がギュッとまとまって放出されるから。

熱しにくく冷めにくい性質を持ってしても、その間は生豆の温度上昇が鈍くなる。

この区間をいかに足早に通過できるか?を考慮している焙煎人はかなり多いように思う。


それが焙煎量を増やした途端、いとも簡単に解消した。

いや、焙煎量が増えても温度上昇が鈍くなるはなるのだけど、生豆の蓄熱がかなり優位になるようで、「温度上昇が鈍くなり過ぎる」ことがなくなった。

あとから思えば、「まぁ、たしかにそうなるだろうね」というのはあるのだけど。(結果を知っているからね)

これまでの問題は一体何だったのか…(笑)


とはいえ今、この時期、その銘柄だから上手くいっているだけ説も否定できないけれど。

そこはこれからさまざまな経験が必要になるんだろうなと思う。

ともかく、未知の経験に飛び込んだからこそ得られた結果かなと。


ここからさらにブラッシュアップしてさまざまな銘柄でも美味しい焙煎を目指したい。

でもめちゃくちゃ高い豆だと失敗したくないなぁ…(笑)

差し当たってのオススメはエチオピアです!

まだトライされたことのない方は騙されたと思って一回試してみてほしい。


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