見出し画像

娘のことを「これ」と言う母

今日は母の入院手続きの同伴で、病院まで行ってきました。母は足の関節の手術とリハビリで、約3週間の入院です。

81歳になりますが、まだまだしっかりしていて、毎週いろんなお友達グループと、おしゃべりタイムを満喫してます。

母はよく「来月には、あの世に行ってるかもしれないさー、会えるときに会って話さないとー」と、元気よく喫茶店などにお出かけします。

実家で毎日、父の世話に追われているの母なので、父がデイケアのお世話になっている時間は、お友達とおしゃべりをして羽を伸ばしてほしいなぁ、と思う日々。

「はっさ(沖縄方言の感嘆語)!。お母さんは若い頃はとても綺麗だったんだよー。女優さんみたいだったさー。」と、写真を見るときには自慢している母ですが、今ではシワくちゃな笑顔のチャーミングな、たくましい沖縄のばあちゃんになりました。

病院の入院受け付けで説明を受け、荷物を抱えて入院病棟に上がると、担当看護師の方が出迎えてくださいました。

「この服は必要ですか? これはあったほうがいいですか?」と、ひとしきり看護師の方を質問攻めにした母。
手厚いほうの入院セットを申し込んでいるので、基本的に入院中必要なものは病院が提供してくれます。
でも、母は着替えやお菓子(?)など荷物を沢山家から持ってきていて、私はそれらをせっせと運んでいました。

看護師の方とやり取りをした母が最後に一言。「必要ないものがあれば、これに持って帰ってもらおうと思って。」

これに = 娘(私)に

「・・・これに、って。」と私が思わず遠い目でつぶやくと、看護師の方が微笑ましいわね〜と言いたげに笑ってました。

沖縄だけでしょうか。よく他人のことを、「あれ」「これ」呼ばわりします。娘のことも、よく「これ」になります(笑)。

軽く仕分けをした結果、荷物の半分は持ち帰ることになりました。(泣)

コロナの影響で病室までは行けず、病棟入口で別れました。入院中は面会も出来ないとのこと。

「じゃ、手術頑張ってね。」と母に伝え、私は沢山の荷物とともに帰宅しました。

帰りは渋滞。
基地内の学校のスクールバスが
前を走ってました。
スクールバスって何で黄色いんだろう…。

足が良くなれば、さらに活動的になるだろう母。たくましい沖縄のばあちゃん道を突き進むだろう。母、強し。

沖縄のお盆は旧暦なので、今年(2023年)の沖縄のお盆は、8月29日から30日までの3日間になる。いつもは孫たちのためにご馳走を用意するこの期間、今年は病院でゆっくり療養する母です。

今日の夕焼け
みなさん今日もお疲れ様