見出し画像

香りが魅力、「クチナシ」の花

紫陽花の美しさに心を奪われ、良い香りのクチナシの花を見逃してしまいそう。
せっかくの素晴らしい香り…暮らしに役立てないのはもったいないです。
自然のお花の香りですから優しい感じがします。あくまでも個人的見解ですけどね。

クチナシは、三大香木のひとつですね。
早春の「沈丁花」、秋の「金木犀」と並んで、昔から人気の高い 香りの花木です。
香水がお好きな方には「ガーデニア」の名前の方が分かるかもしれませんね。

ほんのりふわっと甘い香り

いつものように庭から切ってアレンジメントに使います。
香りが良いから、トイレの花にしましょうかね。

庭で咲いている姿…アザミウマ(スリップス)という微小害虫がいるので使う前に水で洗い流します



トイレでもイイ仕事してくれます♪

クチナシにもいろいろ種類がありまして、ウチのはコクチナシ。花が径4、5cmの八重咲きです。
ちなみに、オレンジ色の実がつくのは一重咲き。
果実は、黄色染料として布だけでなく 栗きんとんなどの食品の着色にも使われます。
漢方薬や民間薬としても用いられ、世界最古の薬学書にも収載されるほど 大昔から暮らしの植物だったのですね。

それにしても…よく感心するのですが、大昔の人間ってチャレンジャーですよね。
食べてみたり、傷口につけてみたり。命懸け!
どうして、食べられるって分かったのか? 薬になるって知っているのか?不思議です。
科学的な裏付けがある現代でも、その辺に生えている植物を(食べても大丈夫と知っていても)口にするには勇気が要りますよね?
私の人生に、命懸けの挑戦は無いです。はい、この先も…。

クチナシの花は真っ白で、どんな色の花とも合わせやすいです。
純白が黄色くなったら、お花が終わりです。
日持ちのするお花ではないので、今 存分に楽しみたいところですね。

梅雨明けしたら、また貝殻でも出してみましょうかね…。気温が高くなるとどうしても生花が持たないですよね。
それでも涼しげに「暮らしの花」を楽しむご紹介を続けていきます。
時節柄 くれぐれもご自愛くださいませ✨

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?