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読書メモ 『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』ショコラ著

noteのフォロワーさんがこの本を紹介していて知りました。私も今年で65歳なので書名に惹かれました。3つの心がけが気になって、さっそくKindleで買って読みました。

わたしが心がけていて、自分に問いかけるのは、
「身の丈に合っているか」
「無理していないか」
「それは好きなことか」
 この3つだけ。
 『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』ショコラ著 

久しぶりに横浜から東京へ仕事で上京する折に電車の中で読みました。優しい文章で、身近な話題、サクサクと読み進められて行き帰りで読み終わりました。

心が温かくなりました。幸せな気持ちになりました。

女性らしい視点で優しくて、おしゃれで、ほっこりする本です。でもけっこう波瀾万丈な生き方です。ショコラさんが強いのは自分と向き合って、きちんと自分の目標を決めてそれを実行しているからでしょう。

目標をはっきり持ってから行動する。
 『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』ショコラ著 


私の大好きなテレビ番組に、『家、ついて行ってイイですか?』があります。この番組を見ると、それぞれの家族にはそれぞれのドラマやストーリーがあって、そこにはたくさんの喜怒哀楽があることがわかります。そしてそのドラマやストーリーに感動します。

立命館アジア太平洋大学(APU)学長の出口治明さんは「人生の豊かさは喜怒哀楽の総量で決まる」と言っていました。喜びや楽しみばかりを追いかけても人生の半分。怒りや哀れみも人生を豊かにするものなのです。ただそれに飲み込まれてはいけません。

●還暦からの底力/出口治明

私はショコラさんの波瀾万丈でも、飲み込まれることなく、力強く生きている、豊かな人生のストーリーに感動したのです。

自分の気持ちと身体の反応を確かめ、素直に従う。
 『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』ショコラ著 

緊急事態宣言が出て家にこもるようになり、私はずいぶんとイライラしていました。オンライン会議で大声を出してしまったり、家族に当たってしまったり。

体調もあまり良くなく将来への心配事や不安もあれこれ湧いてきました。

どうしたらイライラしないか考えました。

敬愛するマーケティングコンサルタントの阪本啓一さんがnoteに書いていました。

怒る、というのは、「なんで!?」という感情から生まれる。
「なんで!?」と思うのは、自分が一番直視しなければならない課題だからだ。気になるから、怒る。
まずは、受け入れてみる。その時のマジックワードが「そういうことになっている」と「そうきたか」。

なるほど「そうきたか」と唱えて受け止める。受け止めて、怒らない。イラッとしたら「そうきたか」を唱えて、いったん感情を捨てる。そしてイラッときた理由をちょっと考えてみる。

実践したら落ち着いてきました。

●そうきたか
https://note.com/kjoywow/n/n64c9fc0b0c13

ブログを書くうえで気をつけているのは、愚痴を書かないこと。誰かを非難したり悪く言わないこと。 日々の暮らしの中で、できるだけ「いいこと」を見つけて、それを自分の言葉で素直に書くようにしました。「いいこと」は記録に書くことでさらに大きな「いいこと」になります。
 『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』ショコラ著 

ポジティブ心理学の創設者であるセリグマン教授が提唱した『スリー グッド シングス』につながる話ですね。今日あったよかったことをただ3つ記録するだけで考え方が前向きにり、精神の安定効果をもたらします。

Amazonではこの本を自慢話だと酷評している人がいますが残念です。

●幸せになれる3つの良いこと
https://note.com/kurakakeya/n/na883f0d23973

これまで64年と11か月生きてきて、いまほどストレスがないときは、これまでなかったかもしれません。
 『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』ショコラ著 

私も今はストレスがない日々を送れています。仕事も続けられて充実しています。気持ちのコントロールもできるようになってきました。

自分の手で「なんとかしなくちゃ」と意識を変えることから、始めればいいのです。
 『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』ショコラ著 

ショコラさんを見習って私も3つの心がけを書き出してみました。
「楽しいことだけをやる」
「次世代の役に立つことをする」
「気が乗らないのはやらない」

本を閉じたときに、 「ああ、年齢をかさねるのも、悪くないな。65歳になるのが待ち遠しいな」と思っていただけると、こんなにうれしいことはありません。
 『65歳から心ゆたかに暮らすために大切なこと』ショコラ著 

私は65歳は待ち遠しくなく、もう目の前ですが、年齢を重ねるのは悪くないと共感しました。

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