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kuramoco design project:mini table編

こんにちは

今回はお仕事の話。
kuramoco design projectと題して現在製作中の家具のお話をしていこうと思います。

普段こんな感じでモノを作ってるよ的な内容なので、間があるの時にのぞいてみてくださいね。

それではどうぞ

■その人なりの使い方を

まだ商品化をしていないのですが、事務所に展示しているサイドテーブルがあります。
現在、その家具を再設計して製作を進めています。

というのは、ある知り合いの方が弊社に立ち寄ってくれた時に興味を持ってくださり、家具の設計意図のお話をさせていただきました。
とても気に入ってくれたようで、年末年始の間ずっと気になっていたらしいのです。

試作品として展示しているサイドテーブル

で、改めてお話を伺ったところサイドテーブルというより1人用ミニテーブルとして使用したい、と。
もう少し言うと、3点の脚、ということを利用して椅子に座った時に自分の方へ寄せて使えるんじゃないか、そういう風に使いたい。
そんな考えが頭を巡っていたようです。

概要をまとめたスケッチ図

さらに話を進めていくと、天板サイズをもう少し広くして、簡単な食事や作業が出来るよう大きさを調整してほしい、と。
そう、設計したサイドテーブルの天板はA4サイズに設定していて、それではお客さんの要望に収まらないのでA3サイズに広げる方向に。

そんなやり取りが結果的にセミオーダー的な家具計画が始まった、というのが背景にある流れです。


■繰り返しの確認を繰り返す

とはいえ単純に、大きさを変える、ってわけにもいかないもので、全体のプロポーションの調整や実用性などを再設計するようで。
大きくなる分、存在感が出る。つまり、場合によっては場所を取るし、見た目にも重たい塊になってしまいます。
言葉選ばず言うならば、邪魔モノ、そう思わせてはダメだと思うんです。

作り出す前に実寸モデルで確認

ですので、天板サイズを守りつつもどのようにしたら塊感を軽減させ、実用性も失わないようになるかが再設計のポイント。
図だけでは見えないところは実寸モデルを作って職人さんと検討してみたり。

そんなこんなを繰り返して、現在ミニテーブルも仕上げ塗装の段階まできました。

いつも思うことですが、階段を登るように一つ一つ、確かめるようにモノゴトは進んでいくんだなぁと感じます。

塗装中
乾くのを待ってます

地道ではありますが、形になってきた時はやはり嬉しいものです。

完成まであと少し頑張ります。

ということで、
ここまでご覧くださりありがとうございました。

ではまた。

追記
▼kuramoco design project
「mini table」編#02
よろしければご覧ください。


▼KURAMOCO商品はこちらから

▼展示撮影でサイドテーブルを使用しているので良かったらご覧ください。


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