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「ピースがうちにやってきた」村上しいこ作 相野谷由起絵……(=^・^=)

 昨日、返し忘れた本を返しに公民館図書室に行ったら、この本がありました。猫のお話なので借りてきました。

 今日読んでいたら、クララが来たときのことを思い出しました。
 その時わが家にはキララという2歳の保護猫がいました。キララは白血病のキャリヤで、できれば一匹で飼ったほうが良いといわれていましたが、クララは15匹保護した子ねこの中の一匹だったので、引き受けてくれないか、といわれて飼うことにしました。

 やってきたクララはまだ、毛も生えそろっていなくて、体重は300gしかありませんでした。
 しかも虫がいるようで、急いで動物病院に連れて行きました。
 虫下しを飲ませて、一か月後に予防注射に来るように、といわれました。家に白血病のキャリヤの子がいる、といったら、予防注射を6種混合にするから2回来てください。といわれました。

 この一か月間が大変でした。キララはおびえてご飯を食べなくなり、部屋の隅っこに隠れていました。
 クララは怖いもの知らずで近寄っていくので、キララは逃げてばかりでかわいそうでした。
 ところが2回の予防注射が終わったら、距離が縮まって、いっしょの猫ベッドで妹の介護ベッドの枕もとで眠るようになりました。
 まるで自分が病気なのがわかっているかのようで、不思議でした。

 キララが来てくれたのは初代の猫の伽羅が、妹の退院を待ってくれていたかの退院後10日で亡くなって、悲しんでいたところに保護されてきた猫でした。
 キララのおかげで猫好きな母が妹の介護を手伝いに来てくれるようになったのですが、夏を過ぎて急に体調を崩し11月に亡くなってしまいました。

 その次の年に黒猫のクララが来ました。
 子どもの頃家にも黒猫がいたので、母が送ってくれたような気がしました。

「ピースがうちにやってきた」は、とyrも懐かしいお話です。
 わが家にも子どもの頃三毛猫がいました。黒猫のおかあさんです。
 私は障害があるので、普通の小学校に通っていると、先生には差別されるし、男の子にはいじめられるし、でも家では言えませんでした。

 妹は心の病気もあるので、もう10年以上心療内科に通院しています。
 喘息の治療のために使ったステロイドが原因で骨粗鬆症になって、骨折を繰り返して車椅子になりました。

 それからもう8年が経ちます。

 がんばって介護はしていますが、ときどき疲れます。

 でも思うのです。妹はもっとつらいので🦷ないかと。
 わたしに気を使って言いたいことも言えずにいるのではないかと思います。

 主人公のサチが気づかせてくれたと思います。

 読むことができてよかったです。

 ありがとうございました。

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