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オリーブ・オイルの世界は深い!

コラム591:オリーブ・オイルの世界は深い!

 オリーブ・オイルは、大好きで、いつも2、3種類を使い分けて、ちょっとした「通」のつもりだったのです。でも、先日、イタリアのプーリア州を訪れたとき、いままでトスカーナなどで見てきたオリーブの木とは全く違う木を見て、驚きました。まず、太くて、ねじれていて、聞けば2000年の樹齢のものもあるというではありませんか。トスカーナやアッシジの木は細くて、皆、若く感じました。

 そして、当然、味も違います。深いというか、香りが強いというか、夏の暑い過酷な地のせいでしょうか、力強いオイルです。また、今まで「ノン・フィルター」と呼ばれる、搾りたてのようなものが一番!と思い込んでいたのですが、オリーブの特質によって、フィルターが良いのか、またビンテージが若い方がいいのかは異なるとのこと。何重にも驚き、自分の半可通を恥じました。

 そして、今年の収穫分からは、それを教えてくれたジョバンニさんのオイルを送っていただけることになりました。うれしい!

 自分が実際に見た木になったオリーブの香りを日本でも楽しめるなんて。

 何かについて、ちょっと知った気になっているのは、まだまだだなあ、と感じました。実際に、現地に行ったり、人に会ったりすることで、中高年になってさえ、大きな発見があって、とても嬉しかった!

 noteのみなさまの文章で、世界中のものごとを知ることも、大きな楽しみです。これからも、びっくりするような情報、お待ちしています!

2023年11月17日

クララ

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