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入管法の強行採決に抗議!

コラム517:入管法の強行採決に抗議!

 昨日書いた、入管法の改悪の法案が強行採決されてしまいました。昼のニュースを見て、日本の未来に不安を憶えました。何より、難民申請に回数を設けたり、難民申請中の方を本国に送り返すなど、殺人行為の合法化に、身の毛がよだつ思いです。

 日本人には考えにくいことですが、自分の国での政治活動や言論で、命の危険にさらされている人々が世界にはたくさんいます。そのような方々を日本が手助けして、命を救うことは大切なのに、難民認定は非常に少なく、しかも、「いらない外国人は帰れ」と言わんばかりの法律を作ろうとしています。

 今の日本が大切で快適だと思うヒトが多いのは理解しますが、だからといって、都合の悪い変化を排除してはいけない。日本も近い将来、大変な国難に遭うかもしれず、人ごとではありません。日本が軍事的な紛争に巻き込まれたり、言論弾圧で殺人が行われたりしたとき、一体誰が助けてくれるのでしょうか?その時だけ、カナダやオーストラリアに泣きつくのでしょうか?

 また、日本にいる外国籍の人々がどのように感じるかも考えねばならないと思います。外国人はいつか本国に帰ればいい、などという時代錯誤の思想を、恥知らずにも開陳する人は、想像力がなさすぎます。自分が困るまで状況を理解しないのは、愚かなこと。

 国際社会で名誉ある地位を得たいと思う、という憲法前文にあるような、立派な国から、また一歩遠のいた気がした午後でした。

以上

クララ

2023年6月8日

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