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幼稚園の時の名画がお寺に ← 私の描いた絵は100年もつだろうか?

コラム445:幼稚園の時の名画がお寺に←私の描いた絵は100年もつだろうか?

 幼稚園は、お寺の経営するところだった。そこに六地蔵の屋根を新築することになり、天井画を園児に描かせることにしたらしい。もう40年以上前のはなしだ。たまたまラッキーにも私たちが描くことを任されて、一辺40センチくらいの板に好きな絵を描くことができた。今でもまだ、お寺さんにある。屋外なので、ほとんどの絵が薄くなったり、消えてしまっているのだが、最後に見た時には、私の描いた名画「人魚姫」は色鮮やかにのこっていた。

 両親が、100年残るらしいから、絵の専門家に相談しようと考えてくれたのだった。近所の絵の先生が選んだ油彩は、本当に40年以上もっている。今後の数十年は分からないが、少なくとも自分の子どもに見せることができたことには驚きである。

 幼稚園の頃、21世紀というのは30歳代だ、と教えられ、「もう死んでるよ」と思ったくらい悲観的な園児だったというのに、まだ生きている。いろいろあったのに。

絵が私よりも長生きするかどうかは分からないが、大きなチャンスを与えてくれたお寺には感謝の念が大きい。ありがとうございます。

以上

クララ

2023年5月1日


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