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詩 日記 基本はXにいます

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最近の記事

川に飛び込もうとした日

川に飛び込もうとした日があった。 仕事でお客さんに心無いことを言われ、その言葉に上手い言葉を返せず、そのお客さんに腹を立てたというよりかは自分の不甲斐なさ、スキルの無さを悔やんだ。その日はたまたま徒歩で帰宅していて、(普段は自転車)近所には土手があった。早くいなくなりたい、楽になりたいと思ってふと、「川に入ったらどうなるだろう」と考えた。土手の川沿いに到達した時点で、「もういいかな」と思った。気づけば川のきらきらと輝く水面に吸い込まれるように近づいていこうとしていた自分がいた

    • 詩と日記

      パフェの断面 私の人生 タバコの煙が 宙に舞って ワルツを踊る 見えない傷が 膿んで抉れて 私を無関心にさせる マッチングアプリは密やかな自傷行為 日記 双極性障害(躁うつ病)になって、不安定な日々が続いている。「今は鬱だな」「躁だな」と、自分の状況を冷静に把握しようとしている自分も、実は全てが間違いで、自分は健康なのではないかという疑い。勿論そんなことあるわけがない。ほとぼりが冷めて、心が落ち着くと「あんな精神状態が健康なわけがあるか!」と自分自身に突っ込みたく

      • 愛はゆるやかな死

        先月、マッチングアプリで意気投合した19際の男の子とご飯に行ってきた。(若い!) 歳下にもかかわらず、あまりにも思考が成熟されすぎていて、生きにくそうだなあと思ってしまった。適度にアホであることが大切やね。 お互いの恋愛トークになった時、「人生で一度の大恋愛をしてしまったら、一生それを忘れずに引き摺って歩んでいくことになる」と彼は言った。ちなみに彼の大恋愛は高校生の頃らしい。ちなみに私は今。 その恋愛を引きずりながら、受け入れながら、それを赦してくれる人と付き合いたいね~

        • 日の入り

          友達に日の入りの写真を送って 「泣きそうになった」 と伝えれば 「星の王子さまみたいだね」 と言われた 波と夕日が私を照らして動けなくする 海の泡になって 私を連れて行って 都会の冷たさに戻ってきて目が冴える 居場所のないからだ 居場所のないこころ

        川に飛び込もうとした日

          詩と日記

          ひとりで片道二時間かけて 海にきたよ その時だけは 自分を忘れられる気がして 自分の存在を だれも認知しない そんな世界に 生きたいね 全てがどうしようもなくいやになって 遠い場所にいきたくて 僕は言葉を書いている まだ見ぬ誰かが それを見ていてくれていますように 海に集まる人々の 感情や思考が 海に流れる 波の高さに紛れる 私の気持ち 今なら 人魚に慣なれるかもね うつ病と診断を受けてから、薬をもらってはや一週間が経過した。昼はわりかし活動的に動けるが、夜になるとて

          詩と日記

          新宿の喫茶店 灰皿の中に溜まる吸殻 思考の放棄 うつ病だといわれた その言葉が形になって わたしをおし潰す四月 どこかとおい場所、人間に会いたくて マッチングアプリをスワイプ ゆるやかな自傷行為 天井をぼうっとみあげて 気がついたら日が暮れて 空気は澱んで、私はが汚れる 愛に確証はない そんな愛たちに縋って 息をする 愛はしゃぼん玉みたい

          孤独を人で埋める

          孤独について、皆さんはどうお考えでしょうか。 孤独というものは、ある程度人間に必要な成分だと考えています。とは言っても、私は元々酷く寂しがり屋で依存体質なので人間にある程度必要な"孤独"という成分でさえも煩わしい、しんどいなーと感じてしまう。 前々からちょくちょく話していた好きな人との関係を諦めつつある最近、久しぶりにマッチングアプリを始めた。好きな人に依存しすぎると、連絡が来ない間不安になって精神的に追い詰められてしまうし、自分の魂がすり減っていく感覚がしていて、依存をや

          孤独を人で埋める

          詩 メロンパン

          愛情という毛布にくるまれたなら もう死んでもいいかも 消費期限切れのコロッケを ゴミ箱に捨てる自分が ひどくみじめ 好きな人とはじめて身体を重ねた夜 何かが満たされて 喪われた 共有ボタンを押すと 真っ先に出てくる君の連絡先 メロンパンって向日葵みたい その真ん中だけをくり抜いて食べる いかつい男がクレープ持ってて それに笑いながら あなたは私の腰を引いて 手を繋ぐ

          詩 メロンパン

          詩 愛

          「誕生日、どこ行きたい?」と聞かれて「北海道!」と答えたら 「恋人か笑」と言われた午後20時 バーのカウンター 「今日は帰るの?」「帰るよ」 そう言われて 手の甲に歯型があると気づいた21時 電車の中 あなたのことを考えすぎて疲れきった夜 初めて携帯の電源を切って眠った そんな中でみた夢は やけに花火のような色鮮やかさに思えて この夢から覚めたくないなあ 夜中の12時すぎに あなたのことを思って詩を書くこの時間が たぶん かけがえのない 穢れのない ものなのです 恋人

          詩 愛

          トイレの便座の蓋に挟まれてイライラする日、たんぽぽを見つけて嬉しくなる日 電車の中から射す日差しが私を責める 銀座駅の松竹ビルから見える景色、まるでアイスブロックのような冷たさ 孤独な時に視る夢がわたしの唯一 電車の中で肩を寄せ合い携帯をいじるカップルはまるで双子のさくらんぼ それを見ながらフルーツジュースを飲むわたし 喫煙所に群がるひとだかり 健闘を祈る

          小説 クロッキーとメーア

          彼女が唄う。 彼の懺悔を呑み込むように。 彼は泣く。 自分の行いを悔いるように。 今この瞬間の、その空間だけがこの世の真実で、彼らの正しさであるように。 彼らのその正しさを、この海だけが知っている。 1.夢野 翔海 最悪だ、と心の中で夢野翔海(ゆめの かける)は密かに毒づく。気温は三十度を超えており、容赦のない陽射しが、コンクリートと彼の真っ白な肌をじりじりと焦がし続けている。 翔海は肌が弱い。その為、こんなにも暑い気温下でも学生服の長袖の白いワイシャツをぴっちりと着込ん

          小説 クロッキーとメーア

          孤独

          孤独が嫌いだ。 時々、不意に突然訪れる孤独への苦しみに苛まれることがある。今この地球上に自分しかいないのではという気持ちになる瞬間があり、私にとってそれはどう足掻いても耐え難い状況で、今すぐどこかへいなくなってしまいたくなる。いつもそれは突然やってきて、私を苦しめる。孤独と向き合えば向き合うほど、その事実に打ちのめされて、どうしたら良いか分からなくなる。大切な人たちに会いたくなる。今がそれだ。好きな人たちに会いたいなあと、そう何気なく口に出してしまえば「あ、自分は今さびしい

          喫茶店で食べたオムライスとクリームソーダが 私の胃の中で混ざり合って きっとそれはへんてこなマーブル模様 ピアスをあけた時に滴る血が 私の傷みと愛しさ 地雷系女子が電自動チャリに乗る かわいいって不便かも 白斑症になった日、「肌が白くなっていいじゃん!」と言われた日 なみだの結晶で ガラスの靴をつくろう 犬のリードを引っ張る あれ、この道で良かったんだっけ 孤独な夜 月だけが私を見て寄り添ってくれる 孤独を銀紙に包んで チョコレートにして飲み込んでしまおう さ

          うけとって

          桜の花びらは未来への切符 何者にでもなれるよ 一人一枚、ご自由にお取りください

          うけとって

          人がきらい

          私は、人がきらいである。でもその分、人が好きでもある。この二つの感情は相反しているが、その分強い結び付きがあると(私は)思っている。 私は元々性格がひねくれていて、負けず嫌いで、プライドが高い。親譲りのその気質のせいで余計社会に馴染めないのかもしれない。今はまだ、そのことを自分で理解して、分析しようと試みているが学生時代の私は自分が気が強いことも、プライドが高いことにも気づいていなかった。致命的である。そんな人間が自我を振りかざして社会生活を送っていれば、散々な結果なのは目に

          人がきらい

          好きな人、愛するということ

          私には去年の冬あたりから好きな人が出来た。 当時はまだ彼氏がいて、その彼氏と大喧嘩をして別れようという決心がついたあたりで一緒に呑みに行く機会があった。 元々容姿や雰囲気がすごくタイプで、でも多分手を出したらハマっちゃうなあ、この人はハマっちゃいけないタイプの人だからなあ、なんて本能的に感じながら、結局身体の関係を持ってしまった。人間って愚か。 まあそれでも、元々は普通に仲の良い友人関係にあったのでそこら辺は変わらず。 ほぼ毎日LINEをしてるし、夜は電話をしたりもするし、日

          好きな人、愛するということ