川に飛び込もうとした日
川に飛び込もうとした日があった。
仕事でお客さんに心無いことを言われ、その言葉に上手い言葉を返せず、そのお客さんに腹を立てたというよりかは自分の不甲斐なさ、スキルの無さを悔やんだ。その日はたまたま徒歩で帰宅していて、(普段は自転車)近所には土手があった。早くいなくなりたい、楽になりたいと思ってふと、「川に入ったらどうなるだろう」と考えた。土手の川沿いに到達した時点で、「もういいかな」と思った。気づけば川のきらきらと輝く水面に吸い込まれるように近づいていこうとしていた自分がいた