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プチタッチ2021年2月 新聞紙

日時:2月21日(日)13:40-15:30
テーマ:新聞紙

▽ ▼ ▽ 記録 ▽ ▼ ▽

プチタッチ0221(撮影・編集 くロひげ)

【やったこと】
・ささやかな遊び(サスペンションライトでキャストを照らす)
・タッチのテーマ(みんなで歌おう)
・おのおのが紙と向き合う/楽器とのセッション
・もけらもけら(絵本と身体表現)
・大量の新聞紙登場
・もけらもけら reprise
・インスタント劇場「桃太郎」(エチュード)
・読み聞かせ「あおくんときいろちゃん」
・タッチのテーマ
・お茶会「発達のはなし」

【レポート】
かすかな灯りの中で、1人が新聞紙を広げる。大人も子どももじっとその様子を見つめる。静かな空間で、紙を裂く音を楽しむ。細く裂く。パタパタと広げてはためかせる。ちぎる。丸める。投げる。気になる動きを真似する。
部屋を明るくした後は、紙を破く音や動きにあわせて音のアプローチ。紙の音と打楽器の音。2歳児は泣いて一時離脱。

2月01

「もけらもけら」に合わせて動いてみる(紙をうまく使うのが難しかった)。

2月04

貼り合わせて大きな鶴を折る。身体に巻き付ける。ぶら下げて飾る。ホワイトボードも使ったトンネルの誕生。中に入って絵を描く子も。0歳児はひらひら動く紙に興味を示していた(ように思える)。

事前に準備しておいた短冊状の紙(ゴミ袋いっぱい)を振りまいた。振りかけられた子どもたちはキャー!と大興奮。夢中になって紙にうもれていた。

2月02

初の試み・インスタント劇場ではその場にあるものを使ってみんなで桃太郎を上演。落ちていた大きな折り鶴はキジに、参加者は巻きこまれるように犬の親子とサルに。ラストシーンでは0歳児がどんぶらこっこと新聞紙の波間をただよった。

2月03

今回の読み聞かせは「あおくんときいろちゃん」。静かに子供たちが注目している姿が新鮮。そのときの絵本に合わせて場の雰囲気が変化することが分かった。

タッチのテーマでおしまい。

【お茶会/ゲストトーク】
現役の保育教諭による30分の講義。テーマは「子どもの発達とあそび」。
月齢に応じた発達の段階や、発達を促すために有効な保育者の働きかけについてなど(別室では電車好きの子達が「ドクターイエローが好き!」「この電車を貸してあげる!」と保護者そっちのけで盛り上がってました)。

▽ゲスト▽
薬師寺博子(やくしじひろこ)
保育教諭。くロひげの事業「TACChi」では、幼児教育・保育アドバイザーとして作品にかかわる。絵本の読み聞かせを担当。
自然案内人(ネイチャーゲームリーダー)として、野外での活動も行っている。

【ふりかえりメモ】
・時間に対する刺激の数や段階がおおむねちょうどよかった。
・音楽が場に与える影響は思った以上に大きかった。
・素材が大量にあるということは可能性が広がる(テンションも上がる)
・フェイスシールドはくもる、ずれる、暑い。
・入退場がもっと自由に安心してできるといい。

記録:寺岡

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▽ ▼ ▽ 今回の読み聞かせ絵本 ▽ ▼ ▽

2月絵本

「あおくんときいろちゃん」レオ・レオーニ・作/藤田圭雄・訳(至光社 国際版絵本,2011)

本当は別の絵本を読もうと思っていたのですが、会場のみんなが新聞紙であそびこむ様子を見て、こちらに変更しました。子どもたちがあそびに夢中になる姿や、自分と他者のまじりあいが感じられる絵本です。色づかいがとてもすてき。(文:薬師寺)

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