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さくっとムービー🎥#2         『はじめてのおもてなし』の内容とレビュー

こんにちは、くろと申します。
今回紹介する映画は『はじめてのおもてなし』。

『はじめてのおもてなし』

・公開日:2018年1月13日
・ジャンル:コメディ
・監督:サイモン・ヴァーホーヴェン 『デッド・フレンド・リクエスト』
・キャスト:エリック・カボンゴ、センタ・バーガー、ハイナー・ラウターバッハ
        フロリアン・ダーヴィト・フィッツ、パリーナ・ロジンスキ
        エリヤス・エンバレク

登場人物

左から順に①④⑤③②⑥

①ディアロ・マカブリ:ナイジェリアから来た難民の青年
②リヒャルト・ハートマン:ハートマン家の父、医者
③アンゲリカ・ハートマン:ハートマン家の母、元教師
④フィリップ・ハートマン:ハートマン家の長男、弁護士
⑤ゾフィ・ハートマン:ハートマン家の長女
⑥バスティ・ハートマン:フィリップの息子

あらすじ

ある晩のこと、アンゲリカは難民を受け入れることを決めたと家族に伝える。娘のゾフィはアンゲリカの提案に賛成するのだが、難民は危ないという偏見を持つリヒャルトと息子のフィリップは猛反対し、最悪の雰囲気でその日を終える。翌朝、リヒャルトはアンゲリカのことを思い、受け入れる難民は自分たちで面接をして決めることを条件に妻の提案を認めた。
面接には家族全員で引き取ってほしい者や経歴を詐称している者、そもそも難民ではない者などが参加していたが、最終的にディアロというナイジェリア出身の青年をハートマン家に受け入れることに決めた。
無事、面接が終了したハートマン家とディアロであったが、ディアロがいた難民施設の図書館でISについて検索していた者がいることが発覚し、同時刻に図書館にいたディアロも警察によって秘密裏に目をつけられてしまう。ディアロの亡命が認められるまでには4週間かかり、その間に何か1つでも問題を起こせば亡命申請は却下されてしまう。
ハートマン家とディアロはこの4週間をどう乗り切っていくのでしょうか。


内容※ネタバレを含む

結果的に、ハートマン家とディアロは4週間を乗り切ることができました。しかし、何事もなく4週間が経ったわけではありません。

ハートマン家の人間はそれぞれ問題を抱えていました。

リヒャルトは自身が老いているのを認めたくなく、つい周りに強くあたってしまう。フィリップはビジネスを成功させるために仕事にばかり時間を割き、息子バスティとの時間を取れていない。ゾフィは31歳という年齢になってもまだ自分が何になりたいのかわからず、大学で勉強を続けている。加えて、タクシー運転手によるストーカー行為に頭を抱えている。

本作は、ハートマン家を中心に起こる問題にディアロが巻き込まれ、そしてディアロを中心に家族が問題を解決し、家族の絆を取り戻し、本当の家族になって行くという構成になっている。

感想

この作品は、僕が大学生の頃に授業の中の取り組みの一つで偶然観た映画だったのですが、さくムビを書き始めたのを機に再度視聴しました。

この映画を観て考えさせられたことは、『家族ってなんだろう』『どう生きるのが正しいのだろう』の2つです。

作中、いくつもの障害を乗り越えて本当の家族になったハートマン家とディアロを見ると、家族とは『血の繋がり』ではなく、『心の繋がり』によって形成される関係性のことなのではないかと思いました。

ともに苦難を乗り越え、泣き、笑い、楽しい時間を過ごす。
こういう小さなことの積み重ねで私達は『家族』という関係性を形成していくのでしょう。
飼っている犬や猫に私達が『家族』という表現を使うのは、長い時間
をかけて思い出を作ったり、楽しい時間を過ごしてきたからではないでょうか。

作中、何度か宗教に関する場面がいくつか出てくる。
ディアロはイスラム教の信者であり、イスラム教では飲酒が一般的
には認められていません。しかし、物語の最後、ディアロがイスラム教徒であるのにも関わらず、ハートマン一家と笑いながらビールを飲む場面があるのです。

そこで僕が思ったのは、宗教はあくまで心の拠り所であり、その人自身の生き方を決めるようなものではない。『どう生きるかは自分自身で決めていい』ということです。

僕自身も物事を決める時にどうしても人の意見に流されてしまい、後から後悔することが多いのですが、改めて自分自身の生き方を改めようと思いました。

この映画は単に難民問題という国際問題を取り上げたいだけの映画ではなく、人種や宗教などでは変わったりしない家族の美しさなども描かれているので、ぜひ皆さんにも観ていただきたいです。

今回は以上になります!!
こんな映画もありますよ!観てほしい!という映画などがありましたらどんどん教えてほしいです\(^o^)/





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