感染症について 別な視点から

感染症についてのお話

コロナ禍が大変な騒ぎになっております。
皆様の地道な活動、手洗いうがいや活動自粛などが今後も継続して必要です。
私ももちろんします。皆で乗り切りましょう。

さて、コロナについては他の方がもう既に詳しく取り上げておられるでしょうし、私は目先を変えた情報についてお話ししようかと思います。

それは、
感染症についてです。

え、もう十分聞いてるって?

いやいや、今回は動物の感染症についてです。


CSF

当然ながら人だけでなく、動物、特に家畜についても感染症は存在し、また爆発的に広がってしまう事のある恐ろしいものです。
現在日本で流行しているものは、
〇豚コレラ(CSF)、あるいは豚熱とも。
ですね。
愛知・岐阜を中心にじわじわと拡大してきております。

農林水産省HP
https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/csf/

感染力が非常に強いウィルス性の病気で、なかなかこれが抑えきれない。豚だけでなく野生のイノシシにも感染し、拡大させているようです。
ちなみに人には感染しませんのでご安心を。

人に感染しないなら問題ないじゃないか。

じゃ、なんでこんな話をするかって?

人が運び屋になる可能性は否定してませんよ。私。

例えば土。靴についたままウィルスをそこら中にまき散らす危険性があります。
当然何かしらの形で飛沫感染もあり得ます。食品残差でも拡大の恐れがあります。

感染豚を出した場合、その農場の豚は殺処分されます。
感染拡大を防ぐための致し方ない処置です。
場合によっては数百頭規模、数千頭規模の豚を薬殺します。
なかなかショッキングな写真になるので、ここでは貼りません。

そうなると国内で豚肉が消滅していきます。
消えるわけがないって?
今、マスクが潤沢に手に入らないでしょ?それと同じことが起こります。

また当然養豚農家さんが立ち行かなくなります。当然ですね。売り物が全部パアになるんですから。
本人がいくら気を付けても、周囲から持ち込まれたのではかないません。

特に海外旅行へ行かれるあなた!国境を跨ぐ時には海外から病気を持ち込まないように、気を付けましょう!あとは養豚関係者、養豚場などには近づかないように。ソーシャルディスタンス。
面倒だとは思いますが、明日またコロナ禍のような騒ぎを引き起こすのかもしれませんよ。
感染症対策は、全員で行うものです。
どうか、ご助力を。
今後も継続して手洗いうがい、アルコール殺菌を励行してください。

他にもいっぱい感染症はあります。

ASF

今一番怖いのは〇アフリカ豚コレラ(ASF)
農研機構HP
http://www.naro.affrc.go.jp/laboratory/niah/asf/#011

名前は似てますが、全くの別物です。
これもウィルス性で、熱に強い特徴を持ちます。
つまり、肉製品に加工しても、ウィルスは失活しないんです。

一例を示しましょう。
海外産のソーセージを日本に持ち込みました。
食べ残しを捨てました。
それが何かの形で豚の口に入りました。
感染成立。

冗談だと思うでしょ?一番現実的なストーリーです。
なお、ワクチンも予防薬もないので、入ったら終了です。
なので、海外の肉製品は絶っっっ対に国内に持ち込まないように!

口蹄疫

聞きなじみのあるところだと〇口蹄疫
農林水産省HP
https://www.maff.go.jp/j/syouan/douei/katiku_yobo/k_fmd/syh_siritai.html
もう10年にもなりますか。
宮崎県で出た時には大変な騒ぎでした。
いまだにその影響が残っています。
古い病気ではありません。今でも世界中に普通にある病気です。
日本国内に持ち込むのはあなたかもしれません。


とりあえず代表的なところを三つだけ。当然ながら通常の感染症もたくさんあります。コロナウィルスもその一つです。

動物分野は信じられないほどたくさんの感染症と戦い続けているんですよ。

最後に。

活動を自粛せよ!とは申しません。
ただ、感染症拡大予防の為に、皆様のご助力を賜りたいのです。
今回のコロナ禍をきっかけに、公衆衛生に興味を持って頂ければ幸いです。
平和な世界はみんなで作るものです。
手洗いうがい、アルコール殺菌!習慣として頂ければ幸いです。

ウィルスとの戦いは人類がある限り続きます。
何、戦い方は分かっているんですから、あとはみんなの力で勝ち続ければいいんです。
頑張って乗り越えていきましょう!

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