真我に気づき自己への執着が薄れても、煩悩や不安は消えない。だがその時の私は気づいている。それらが、分別によって形どられた私が煩っているものであり、我はひたすら認識しかしていないことを。その我に立ち返れば…煩わしい気持ちも霧散する。そして次の刹那には、また私は懊悩する。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?