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最終章へ


① 米市場に安心感

市場は今後も米景気指標を通じて金利の落ち着きどころを探ることになる。3日には10月の米雇用統計の公表を控える。野村証券の小清水直和シニア金利ストラテジストは「労働市場の減速が予想されており、米長期金利は4.5~4.6%台まで下がる可能性もある」と話してい
た。

日本経済新聞

今回のFOMCでも金利据え置きとなったことに加えて、最近上昇しまくってた長期金利のタームプレミアムも、国債の発行計画が前の期よりも小幅に抑えられたことで下落。ISM製造業景況感指数などの経済指標も悪い数字が発表されたことで、市場は「利上げ終息」ムードが強まってるにゃ。1年半に及ぶ金利上昇物語もいよいよ最終章に突入、といったところかにゃ?

② FRB金利据え置き、ポイントは? 株安の影響加味に言及

--180ディグリーキャピタル会長 ケビン・レンディーノ氏

「パウエル氏の記者会見での発言で興味深かったのは、長期金利に加え、ドル高や株安の影響も金融政策に加味すると表明した点だ。
これまで株式相場は金融政策には関係ないという姿勢を示していたが、やっと正直に株式相場の動向も金融政策には重要という立場を示した格好だ。」
「今年の株式相場が、例えばナスダックでは『マグニフィセント7(アップルやマイクロソフトなど)』と呼ばれる大型ハイテク株だけが上昇し、小型株や超小型株は2ケタも下落している。確定拠出型年金401kなどの収益を大きく押し下げ、消費への打撃が大きくなっている。パウエル氏はそうした株安の個人消費への影響も考慮しながら金融政策のかじ取りをしていることを明らかにした

日本経済新聞

FRBもアクセル全開で突き進んできたけどさすがにそろそろスピード違反を気にして減速し始めてきた、と言ったところかにゃ? 再びアクセルを踏む必要があるのか、そう言う意味でも今夜発表の雇用統計は注目にゃ。

③ 【ポジション】さらなる円安 152円の攻防

「152円を超えて円安が進めば、輸入企業が苦しいドル買いを迫られそうだ」。ある邦銀ディーラーはこう話す。その理由は、為替が一定水準を超えた円安になるとドルを買う権利が消滅する「ノックアウト・オプション」にある。
 ノックアウト・オプションはあらかじめ決めた一定の円安水準に達するとドルを調達できる権利を失う代わりに、手数料を抑えられたり、より有利なレートで調達する権利を得たりすることができる。中小の輸入企業を中心にドル調達の手法として定着している。
 権利消失のラインは多くの場合、契約時よりずっと円安の水準に置かれる。152円を超える水準にこのラインを設定した契約が断続的にたまっているという

日本経済新聞(南泰葉)

「悪い円安」物語の方はにゃかにゃか最終章が見えてこにゃいにゃ。さすがに去年の安値は超えないっしょ、ってタカを括ってたらいよいよその水準が近づいてきて、152円まで行っちゃったら実需の買いが増えてまたまた円安アクセル全開になっちゃう可能性もあるらしいにゃ。もうはまだなり、まだはもうなりな円相場。ここまでずるずると円安が続くと160円の世界も不思議じゃにゃくにゃってくるにゃ。

とりあえず今は冬眠の準備でもするかにゃ?


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