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変化は一歩一歩進む


きょうは世の中の変化は一歩一歩着実に進んでいるのだなと実感できる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① エクセディ、前期最終赤字 EV化でAT低迷

電気自動車(EV)の需要が増える中、主力の自動変速機(AT)の販売が振るわず、約322億円の減損損失を計上したことが響いた。
ATはガソリン車に装備する変速装置で、EVには基本的に搭載しない。世界的にEVの普及が進むとATの需要が落ち込むとみられる。24年3月期にAT関連の資産について減損テストを実施し損失を計上することになった。

日本経済新聞

最近はEVが失速してハイブリッドが強みのトヨタとその周辺の銘柄も絶好調だっただけに、ちょっとこのニュースはびっくりしたにゃ😾 EV幻滅期とか言われようとも、着実に世界は変わっていくものにゃんだと改めて実感しましたにゃ。今回の赤字もEVが普及していくという前提に基づいて、今あるオートマ関連の資産価値を評価してみたらめちゃくちゃ目減りすることがわかって、その損失分を先回りして負担したということだから、変化していくための産みの苦しみ的な感じかにゃ? ここからどう手を打っていくのかが大事になってきますにゃ。


② 家電の「白高黒低」鮮明 洗濯機3割高、時短需要で

洗濯機の価格上昇が10年で32%と大きかった。けん引役は洗濯機市場の3割弱を占めるようになったドラム式の洗濯機だ。平均単価は18万4000円と、縦型よりも高価格帯となる。子育てしながら働く40歳代女性は「値段が高くても、仕事と家庭を両立させるためには乾燥機能は外せない」と話す。
(中略)
一方、娯楽向け家電の代表格となるテレビの価格は下落が続く。調査会社BCN(東京・千代田)によると、40型では10年前と比較して価格が43%下落し、55型は38%安くなった。
背景にあるのはテレビ需要の低迷だ。動画配信サービスのコンテンツをスマートフォンやタブレットで視聴する消費者が増え、若年の単身層を中心にテレビを持たない世帯も増えている。電子情報技術産業協会(JEITA)によると23年度の薄型テレビの出荷台数は、過去10年で2番目の低さとなった。

日本経済新聞

昔は黒モノが上級財で白モノが下級材的な感じだったけど、これも時代が一歩一歩変わっていった結果、完全に逆転してしまいましたにゃ。テレビに関してはスマホで見る層が増えたこと以外にも、中国などの海外メーカーの普及も価格下落に拍車をかけたみたいにゃ。これも一昔前までは中国製にゃんて信用にゃらにゃいみたいな感じだったけど、そんな偏見もほとんどにゃくにゃったにゃ。このままズルズル黒モノ家電は衰退していくのか。反転の兆しをいち早く掴めれば投資する上でも逆にチャンスかもにゃ😼


③ 小さくても勝てる(2) 俊敏さで大を制す

「理想と現実の溝を埋めるには、デジタルしかない」。デジタルトランスフォーメーション(DX)の旗を振る藤原加奈副社長が考えたのは18年のこと。人口減による市場縮小を受けて事業のあり方を変えようと、微生物の高度利用を目指す将来計画を打ち出した。
(中略)
調達業務の月400時間削減といった目に見える成果が出ると、社員156人のやる気が高まった。国家資格のITストラテジストなどデジタル関連の資格保有者は18年の1人から7人に。溶接など他の分野でも資格を取得する人が出てきた。
小さな企業は大手に比べてデジタルの導入で後れをとると思われがちだが、違う側面もある。「経営と現場に距離がある大企業と比べ、規模が小さい分浸透が速い」。DXに詳しい北陸先端科学技術大学院大学の内平直志教授は指摘する。

日本経済新聞

一歩一歩変化の芽が現れ始めている今日この頃、今から始めてももう遅いんじゃと思っちゃいがちだけど、変わるために何かを始めることに遅いも早いもにゃいにゃ。この記事の例は2018年とDX化に着手した時期としては早い方だけど、いつまでも手をこまねいていては、どんどん状況は悪くにゃっていくだけ。そろそろ大企業ではDXも一巡した頃だから、中小型銘柄でこうした取り組みを始めているところにゃんかは面白いかもにゃ☝️

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