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不測の事態を吸収できるスラックは十分か?


「スラック」っていうのは「余剰」っていう意味にゃんだけど、そういう遊びの部分の重要性が増してるんじゃにゃいかと思わせる記事がいくつかあったので紹介するにゃ。


① カカオ危機、1年で3倍高 銅価格上回る

カカオの先物価格の上昇は日本のカカオ豆の調達価格を押し上げ、チョコ製品の値上げ圧力となることが確実な情勢だ。カカオ豆以外にも、干ばつや多雨など異常気象による不作が価格を大きく押し上げている食料品は少なくない。オリーブオイルも国際相場が今年の1月に初めて1トン1万ドルを超え、カカオと同じく銅より高い。
ウクライナ危機直後の世界的な食料インフレは小麦などの値下がりにより一服感が出ていたものの、チョコなど嗜好品を中心に第2の波が押し寄せつつある

日本経済新聞

ちょっと前から話題ににゃってたカカオの暴騰⤴️ ただでさえ高い水準にある銅をも上回ってるというからその異常さが際立ってますにゃ🙀 もうずいぶん前からわかってたことではあったけど、天候不順にいろいろな悪影響が一気に押し寄せてきているようですにゃ🌊
それは景気ウォッチャー調査でも肌感覚としてあらわれてきてるにゃ⏬

② 街角景気、3月足踏み 現状指数が2カ月ぶり低下

3月は全国的に肌寒い日が多く、衣料品の春物商戦が盛り上がらなかった。回答者からは「2月と3月の寒暖が逆転したことで春物商材の需要が遅れた。天候に振り回されている」(東北の衣料品専門店店長)との意見が出た。

日本経済新聞

確かに今年の冬から春にかけての寒暖差の逆転にはちょっとうんざりさせられましたにゃ🥶 夏は夏で危険な暑さや豪雨と一年を通じてまともなお天気がどんどん減ってってる今日この頃。こうにゃるとそういう予測不能な事態に柔軟に対応できる「スラック」を豊富に持っているかどうかが大事ににゃってきそうですにゃ。デフレ時代のコストカットとかでそうした余剰はできるだけ減らすのが良しと考えられてきたけど、インフレ時代に突入しつつある現在においては逆に武器にできる価値がある? 企業の持つ資産にこうした「遊び」の部分があるかにゃいかとという視点で見ていくのも面白いかもですにゃ。


③ 【スクランブル】新中計期待で先回り

企業の中計発表は例年以上に材料視されている。東証が昨年3月にPBR(株価純資産倍率)1倍割れ企業を念頭に資本効率改善の要請をした。同要請から1年が経過し、「株主総会前に資本効率改善の具体策を出すラストチャンス」(PGIMジャパンの鴨下氏)との声があがる。
(中略)
中計を材料に株価が大きく動く例が目立つ。4日の取引時間中に中計を公表した平和堂は買いが続き、8日までの上昇率は15%となった。3日公表のアルインコも買われ、公表後14%上昇した。
(中略)
岡三証券の松本史雄チーフストラテジストは「よい中計」の条件に(1)中計期間中の増益見通し(2)増益見通しでない場合も含め、株主還元策や事業見直しなど効率よく稼ぐための具体策――の2点をあげる。

日本経済新聞

最後はスラックとは関係にゃいけど、旬なテーマとしておもしろうにゃのが株主総会前を意識した新中計の発表。すでに発表したところでは10%を超えて上昇する銘柄も⤴️ アルインコの場合、本決算発表が5/2の予定だから、その1カ月前にあたる4/3に発表。なので来週あたりは新中計とか資本効率の改善策とか、にゃんらかの発表をしそうなところに目星をつけておくとチャンスを掴めるかにゃ?😸

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