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英語を使うチカラを呼び覚ました1番効果的だった方法

気になる記事があったので、シェアします。シェアしつつ、私の英語を使うチカラが呼び覚まされた話をちょっと書きたいと思います。

大学入学共通テストへの民間資格・検定試験の導入が頓挫し、若者の英語を使いこなす力をどう伸ばすかが問われている。語学教育とテストの関係に詳しい渡部良典・上智大学教授は高校、大学の英語教育の改善の余地は大きいと指摘する。

個人的な経験値と以下のグラフがとっても一致していて、今も昔(私の場合は20年前…)もあまり変わっていないのでしょうかね。

以下のグラフは日経記事より転載しています。

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まずグラフを見てほしい。2019年度の全国学生調査(試行実施)で大学の英語教育について尋ねたところ、外国語力養成に大学での学びが「大変役に立っている」と答えた学生は8.4%。「役に立っている」を合わせても30.4%である。

なるほど、外国語力の養成か、自分の場合はどうだったか考えてみたいと思います。

*英語を使うチカラを大学教育を通じて得ているラッキーな学生は3割もいる!

この「外国語力養成」というのがグラフにおける「外国語を使う力」を指していて、そんなもんだろなというか、3割もの学生が役に立っているという数字は私にとってはかなり多い感覚です。

外国語を使う力を養成するような授業は、少なくとも20年以上前の私が学部生の頃には全くありませんでした… 今の大学だと、英語を使うという視点での授業があるのであれば、それ受けてみたいなって思っちゃいます。

私は大学教育を通じて英語を使うチカラを得られなかった部類です。。。

*英語を使うチカラを持つ意義って何よ?

さて、記事に戻ります。

私は日本の大学生の英語力が諸外国の大学生と比べて低いとは感じていない。しかし、彼らの英語力、特に話す力を伸ばす必要があるなら、中学・高校と大学の英語教育の底上げを図るべきだ。

と問題提起されています。話す力が全てではないと思いますが、「話す力を伸ばす必要があるなら」と前提を置くなら、そりゃ中学・高校・大学での英語教育の底上げが必要でしょうね。

でも、学生からすると英語力(読む、書く、聞く、話す)が高いことが自分にとって一体どんな意味があるのか、英語力が高いとどんな面白いことになるのかといった意義というのは、それぞれにとって違っていて、本当にやるなら各人にとっての意味付けが実は大切なのではないかと、私は感じました。

*英語を使うチカラを持つ意義は様々なのは確か

実は、この意義ってに気付くのは相当難しいと思っていて、これでハマれば最高のパターンだと思うんです。だけどそうでない場合の方が多いと思っています。(私もハマらなかったパターンに属しています)

国際社会では英語は重要、色んな世界の人と話せると世界が広がる、大好きな小説の原文が読めるとか色々な話を聞かされるわけですけど、何かピンとこないわけです。

それぞれにとって英語を使うチカラを持つ意義って千差万別なんだと思うんです。

*環境を変える古典的方法が私には一番効いた

もし英語力を教育でなんとかするのであれば、英語が使いたくなる状況、英語を使わないとヤバい状況、英語を使うと楽しくなる状況など、様々な環境がそれぞれ人の英語を使うチカラを高めるのではないかと私は思います。

千尋の谷に突き落とすバージョンです

私は博士課程の時に海外学会参加時に1週間前乗りして、英語しか使えない状況に身を置いてみた時に、良いのか悪いのか分かりませんが「何とかなった」という経験をしてしまいました。中学で文法好きだった変な私は、その文法が本当に役立ったなぁと思っています。

英語は「何とかなる」という変な自信をもってしまったが故に、その気持ちのままでアメリカに研究留学をしましたし、今では外資系企業でイギリス人上司のものとで仕事もしています。

私の場合だと、会話をして、分からなかったら聞き返す、聞き返しても分からないときは、メールに書いて答えて貰う。こうしたことを未だにしています。

「必要は発明の母」という言葉があるように、やんなきゃいけない状況に置かれたときに人は色々と試行錯誤や工夫をしてその状況を乗り越えようとするものだと思っています。

*実際、大変なことも多かったのは否めない…

新しいことを始める場合には、それなりのリスクがありますが、何かを学ぶという姿勢であるならば、得られるものも多くなると思います。

私の場合、製薬企業から前職クラリベイト・アナリティクスへ転職したときは、英語で話す人たちを見て、かなりビビり、Gabaへ通ったのを思い出します…

ただ、英語にビビる前に私にとっては準備しておくべきことが在ったのではないかと思っています。人の話をしっかりと聞く、要点を押さえる、整理する、分かり易く話す、といった基本的なスキルは英語よりも大切なものだと思います。

英語のみならず、色々なものにチャレンジするということ自体がすでに大いなる学びの一環なのだと思うと、昔の人が言っている「虎穴に入らずんば虎子を得ず」は至言なのだなと思います。

長々と書いてしまいましたが、思い切って虎穴に入っちゃうと、色々と変化が起こるのは明らかかなと思っています。

#日経COMEMO #NIKKEI #大学教育 #英語 #英語を使うちから #チャレンジしてみる #環境が人を育てる #虎穴に入らずんば虎子を得ず

この記事を読んでいただいたみなさまへ 本当にありがとうございます! 感想とか教えて貰えると嬉しいです(^-^)