かーとこーべん

01年生まれ

かーとこーべん

01年生まれ

最近の記事

人の世も川の流れと同じで変わりゆくもの

僕は友達がいない上に性格が歪んでいる。だから久々に知り合いに会っては嫌われたり絶縁して帰ってくるという日々を過ごしている。それ自体は自分自身に問題があるのだからしょうがないと思うし、それに対して悲観もしていない。 最近、久々にずっと仲良くしていた趣味のグループのみんなと再開した。自分が高校生の時に入ったから、5年以上の付き合いになる人たちだ。年齢もバラバラで、その中で僕は若い方だったから、沢山良くして貰ったり、可愛がってもらったりした。 しかし、先日再開した時には微妙な空

    • 言葉について

      綿矢りさの小説「かわいそうだね?」を読んだ。 訳ありの男女の三角関係を描いた恋愛小説だったのだが、読みながら、ある言葉について深く考えさせれた。 それは本のタイトルでもある「かわいそう」という言葉について。 主人公のジュリエは、恋人の隆大から家賃を払えずに家を追い出された元カノ、アキヨを就職が決まるまで、居候させる、それが許せないなら別れると、唐突に言い渡された。 許せなくても別れるのは嫌だから、納得できないまま渋々受け入れてしまうジュリエだが、仕事中や帰り道、一人で家に

      • 週1の美学

        最近、心掛けていることがある。 それは買い物や洗濯や掃除などの家事は週1回で済ませること。 曜日も決めていて、買い物は毎週日曜日か水曜日に、洗濯と掃除は月曜日にすることにしている。 以前は、買い物は週3,4回くらい行っていたし、洗濯は週2回、掃除は毎日やっていた。当時を振り返ると、かなり非効率なことをやっていたなと思うし、毎日掃除したり、頻繁に買い物に行ったりと、常に家事に追われて、時間も削がれるし、ストレスもすごかった。 そこで家事との向き合い方を見直すことにした。 考

        • マクドのコーヒー普通に美味ない?

          新卒で入った会社を辞めてから週3回くらいのペースでマクドナルドに通って作業をしている。いつも頼むのは決まってプレミアムローストコーヒー。これを書いている今もマクドでこのコーヒーを飲みながら書いている。 初めは一番安いという理由だけで、このコーヒーを頼んでいたのだが、程よい苦味とほのかなコクが口に広がって、値段以上に美味しくて、今ではすっかりハマってしまった。今はマクドを作業するための場所としての利用だけではなく、このコーヒーを飲むことも楽しみになった。これで120円なんだか

        人の世も川の流れと同じで変わりゆくもの

          警備員のいとうさん

          もう5年以上前のことだけど 高校3年生の時のとある出来事を振り返りたい。 高3は大学受験のため勉強漬けの日々を送っていた。 僕の高校は放課後に課外学習が義務付けられていたが、僕はそんなものお金と時間の無駄だと思っていたので、”自分で勉強します”と先生に伝えて、放課後は一人で勉強することにしていた。家では集中できずサボってしまうから、”国際交流会館”という、主に留学生や外国人の支援のための施設だけど、勉強も無料でできたので、そこに学校終わりに毎日通って22時まで勉強していた。

          警備員のいとうさん

          タオカフェとミクさんとの思い出

          年の瀬に中学校の同級生の渕上くんと会うことになった。 急に決まったこともあり、時間は20時を過ぎていて、年末だから閉店している店が多くてお店選びに苦戦した。Googleマップでこの時間でも空いている店を2人で必死に探した。”タオカフェ”という店が空いていた。時間も時間だったし、そこに決めて、渕上くんの愛車”NOTE”で直ぐに向かった。 店内に入るとお客さんが数組いて、年末だというのに賑やかだった。席に座るまでの間、店の雰囲気とか内装にどこか懐かしさを感じた。「ここ前に来たこ

          タオカフェとミクさんとの思い出

          本物のカルチャーとはわからないもの

          経済学者の成田悠輔さんがラジオでこんなことを言っていた。 「本物のカルチャーとはわかりあえないもの」「口から吐き出すような耐え難いもの」「拒絶されないようなものはカルチャーとは呼べないのではないか」 最近、アメリカの黒人街の店で食べたブラックコミュニティのソウルフード的な料理を2,3口食べただけで耐えきれられず、吐き出しそうになった体験から、このように思ったらしい。 ひどく感心した。まさに目から鱗のような話だった。 私が4月から住んでいる沖縄でも沢山のカルチャーを感じるこ

          本物のカルチャーとはわからないもの

          ブラックフライデーで買ったもの

          11月24日〜12月1日まで開催されたAmazonのブラックフライデーで買ったものをざっと紹介する。 今回はガジェット、食品、日用品の3つを主に買った。 今回のセールは普段は安くならないApple製品なども安くなっていたり、多くの商品が今年で一番の最安値で販売されていたから、つい沢山買ってしまった。全20品で総額72000円の散財である。大量の商品の中から、1週間以上自分がほしいものを探したり吟味したりして疲れてしまったが、最終的に買ったものを分野別に紹介していく。 ・

          ブラックフライデーで買ったもの

          映画を観る為に飛行機で那覇に行った話 ②

          那覇旅行 2日目。 1日目は↓のリンクから。 6時過ぎに起床。5時間くらいは寝れたかな。 ネカフェのマットはとにかく硬くて快眠はできない。どうしても目覚ましの前に起きてしまう。この感じ久々だな。部屋が鍵付きになっていたりと、昔と変わった所もあるけれど、この硬いマットと快眠の出来なさは、学生の頃に利用していた時と全く変わっていなかった。変わったのものと、変わらないもの。街も景色も店もモノも価値観も社会の仕組みも変化が激しい現代社会。自分に馴染みのあるものや好きなものがずっと変

          映画を観る為に飛行機で那覇に行った話 ②

          映画を観る為に飛行機に乗って那覇に行った話 ①

          那覇に行ってきた。 目的は観光ではなくなんと映画を見るため。 私は映画が好きだ。それに加えて、映画は劇場で見ないと気が済まないタイプ。しかし、今私が住んでいる離島(石垣島)には映画館が無いので、どうしても観たい映画を見に行く場合は飛行機に乗って、島を出なければならない。 飛行機のチケットは往復2万円もするので、観に行くかかなり迷ったが、大好きな映画のためだ。背に腹はかえられない。熟考の末に飛行機のチケットを取った。そして、ただ映画を観るためだけの那覇旅が始まった。 ※これ

          映画を観る為に飛行機に乗って那覇に行った話 ①

          Amazonプライム感謝祭で買ったもの

          10月14,15日にAmazonプライム会員限定のセールが開催された。 一斉にAmazonに売られている商品が安くなるお祭りみたいなものだ。 いつもはセール当日になって、欲しいものを焦って探し始め、カートに入れようとした時には既に売り切れになっていたりと、毎回準備不足で最良な買い物が出来ていない。なので今回は1ヶ月前からスキマ時間を使って、欲しいものは予めカートに入れて、セール当日に安くなっていたら、そのまま買うという作戦で挑んでみた。 今回のセールで買ったものと買おうと

          Amazonプライム感謝祭で買ったもの

          儲けものと塞翁が馬

          9月末に南の海上で台風14号が発生した。久々の台風。9月はゴリゴリの台風シーズンなのに今年はこれを入れてもまだ2回とかなり少ない方らしい。コイヌと名付けられた14号は10月4日(水)と5日(木)に僕の住む沖縄に直撃する予想だった。暴風域にも余裕で入るらしいから、強風と大雨は覚悟してた。 台風の何が嫌かというと、毎週欠かさず行っているルーティンが出来なくなったり、スーパーが閉まったり、台風の対策をしたりと色々と不便で面倒な点。 沖縄に住んでもう半年も経ったのでだいぶ慣れては

          儲けものと塞翁が馬

          意外と忘れがちなこと

          最近、スポーツをする上で気付いたことがある。 それは基礎が何よりも大事だということ。 先月、地域のバドミントンのサークルに入った。 しかし、メンバーは殆ど経験者でバド歴が長く上手い人ばかり。 対して自分は高校で1年、大学のサークルで1年ちょいやっていただけ。 サークルでは基本的に交代でコートに入ってダブルスをひたすらするのだけど、 周りが強い人ばかりでとにかく勝てない。ラリーが続かない。スマッシュを返せずペアに迷惑をかける。最初はずっとそんな感じだった。大学のサークルや友達

          意外と忘れがちなこと

          「だから僕の好きな人は」

          7月から地元に帰省している。 今日、好きな人と2人でご飯に行った。 友人の紹介で半年前に知り合って、今日で会うのは2回目。 でもその好きな人には自分には到底叶うはずのない、高スペックな恋人がいて、そのことは初めて会った時から知っていたし、本当は一緒に遊んだりしたかったけど、既に相手がいるから、2人で遊びに誘うことはしなかった。ふとした時に会いたいなと思っていたけど、時間が経つにつれて、その子への好きという気持ちは少しずつ消えていった。 それに4月からは地元を離れて、県外で

          「だから僕の好きな人は」

          退職未遂

          入社して1ヶ月が経った。 GW初日、SNSを見ると大学の友達や小中の友達の多くは帰省したり、旅行したりしているのをも見て、羨ましいなあと思いながら僕はいつも通りに9時に出社した。 この日は取材が朝から夜にかけて3件入っていて、3件目の取材が終わったのは20時を過ぎていて、それから職場に戻った。 日中は猛暑の中、スポーツの取材があって、夜は祭りの取材が1時間も長引いたし、体はクタクタだった。会社に戻ったのは20時半くらいで、定時はとっくに過ぎているし、会社も残業は推奨してい

          最後の登校

          引っ越しの準備や手続き、卒業式も無事に終わり、社会人のカウントダウンが迫っている。今日は、久々に大学に来ている。就職先に提出しなければならない卒業証明書と、先生からゼミ生全員分の卒業論文を載せた文集が出来たから、3月までに取りに来てねという連絡があって、取りに来た。卒論提出前は遅くまでみんな残っていて騒がしかったけど、今は僕以外誰もいない、しんとしたゼミ室は、何かもの寂しい。ホワイトボードの落書きはそのまま残っていた。今は、春休みだからなのか、構内に学生の姿はあまり見られない