無職の読書感想文_山口 周《ニュータイプの時代》
こんばんは。
読書感想文の下書きが一生溜まり続けている私です。本を読むことは娯楽なのであいからわず毎日読んでいますが、なかなか投稿まで持っていくのが難しいです。
書いては消し、書いては消しの繰り返しで、1月に読書感想文を投稿していた時の方が自信をもってかけていたかもしれません。
その原因はよくわかりませんが、成長期みたいなものだと前向きに捉えて、これからも試行錯誤しながら書いていこうと思っています。
さて、今回は以前のnoteで大絶賛した山口 周さんの本になります。
本日は、山口 周《ニュータイプの時代》
この本を読む前に何冊か山口周さんの本を読んでいましたが、次は何を読もうかな〜と思っていたところ、「正解を出す力」に もはや価値はない!という強気のキャッチコピーに惹かれ、購入を決めました。
まず本の冒頭で「ニュータイプ」と「オールドタイプ」という2つの人種について、下記のように説明されています。
「オールドタイプ」とは、
20世紀の後半から21世紀の初頭にかけて高く評価されてきた、従順で、論理的で、勤勉で、責任感の強い、いわゆる「優秀な人材」と呼ばれる人。
「ニュータイプ」とは、
オールドタイプに対置される存在で、 自由で、直感的で、わがままで、好奇心の強い人材
そして、表紙にあった正解を出す力に意味はないとはどういうことなのでしょうか?
現代において、すでに多くの「モノ」が生み出されてきました。その「モノ」が過剰になる一方で、今は「問題」の方が希少になっているというのです。
例えば、半世紀前の1960年代において、三種の神器と呼ばれた「テレビ」「冷蔵庫」「洗濯機」がありますが、今やこの3つがない家を探す方が難しいですよね。
こういった生活の不自由を解決をするようなモノ、正解を出す「役立つモノ」はすでに世の中に溢れているので、これからはニュータイプとして問題を生み出していかなければいけないということなんです。
第3章 6_市場で「意味のポジション」をとる
いつも通りこの本の中で私が「なるほど!」と思った内容を抜粋してご紹介します。
先程、「役に立つモノ」はすでに市場に溢れて返っているということが分かりました。それでは「意味があるモノ」とは一体どういうものになるんでしょうか。
突然ですが、ここで問題です。
コンビニで一番品揃えの多い商品ってなんだか分かりますか?
コンビニといえば、気軽に立ち寄れて必要なものがすぐ購入できるといった場所ですが、そんな厳選された商品ばかりが並ぶコンビニで一番種類がある商品。
そうです。タバコです。
タバコは嗜好品であり決して役に立つものではありません。ただ、タバコにはそれぞれに固有のストーリーや意味があり、それは代替できません。人が感じるストーリーや意味は多様なので、銘柄も多様になるということなのです。
私も大学生の時に漫画の好きなキャラがタバコを吸っているのを見て、そのタバコを吸ってみたいと思った時があったなぁ・・・。(非喫煙者)
喫煙者の中にはストーリーは特に気にしておらず、タバコ自体の味の違いや吸いごこちによってコロコロと銘柄を変えている人もいるかもしれませんが、ストーリーをきっかけに吸い始めた喫煙者がどれくらいいるのか少し気になりました。
タバコの例の他に、Apple製品についても同じようなことが語られています。
現在、アップルが提供しているスマートフォンやノートパソコンと、ほとんど見分けのつかないほど似てる製品が他社から販売されているのにもかかわらず、他社のシェアや時価総額は、Appleほどには高くありません。
これは単純にデザインの良さだけではなく、1970年代の末からアップルとその創業者であるスティーブ・ジョブズという人物が、世界に与え続けてきた情報の蓄積に支えられて形成されており、
この本の中では、アップルという会社はすでに一つの「文字」になっていると表されています。確かにその影響力がすでにAppleにはあるのかもしれません。
そして、他社には真似できない、唯一無二の存在になっているんですね。
・・・・
この本自体に書かれている内容が面白いことと、十分読みやすい内容となっているので、今回は引用多めの読書感想文となってしまいました。読みにくかったかもしれません。すみません。
紹介した内容のほかに、山口周さんはこの本の中で「意味のない仕事=クソ仕事」と表しています。笑
私もクソ仕事ではなく、誰かに意味を与えてあげられるような仕事をしていきたいな。
ここまで読んでもらってありがとうございます。
それでは!
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