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振り返ると……

いつ癌の摘出手術をしたのか、ふと分からなくなることがあります。数年も経ったような、つい、数か月前のことなのか。

去年の2月に手術。今年2021年2月で術後まる1年。この12月でまる1年と10か月。それなのに、もう5,6年も経ったようにも思えます。

この1年10か月を深刻に落ち込まず生きられたのはnoteのおかげです。画面上のなにげない会話、なにげない励まし、嬉しいコメント、パソコンを開くときの楽しみ、今度何を書こうかなど考える悦び……それに気を取られ(と言うのはちょっと変かもしれませんが)、悲観的なことばかり考えなくてすみました。

noteでよかったことは、noteに出会えたことです!

皆さん、本当にありがとうございます。

今年一年を振り返り、幸せだったと感じたことを五つあげてみました。

1・一度も寝込まず、病院通いから何から何まで、自分のことは全部自分でやれました。

2・去年6月から再開したサークルもカルチャースクールの授業も、コロナで閉鎖されたことは幾度かありましたが、私自身は一度も休まず、職責を果たしました。

3・一日最低7000歩のウォーキング、ほぼ完遂。一日1万歩、歩いたこともあります。

4・抗がん剤の副作用でできた手足の指のシミはほぼ消え、顔のシミもお化粧で隠せるぐらいに薄くなりました。努力、努力の成果です。ものすごい手間、時間、お金をかけました!

5・外国で働いていた長女が私の癌手術で去年2月帰国、パートナーとなる方に出会い、今年2月結婚。コロナ蔓延下、県境をまたいで移動するのも憚られる世情でしたが、お相手の家族とも、なんとか顔合わせできました。

振り返ってみますと、癌という「最悪」の体験を、なかったことにはできないし、「いい経験をした」と綺麗ごとを言うつもりもありません。でも、最悪の中で、考えられる限り「最善」の道が私には与えられたと思います。五つもこんなに良いことがあったのですから。

2021年はもうあとわずか。来年はもっと良いことがたくさんありますように……。


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