#524 「批判する側」より「批判される側」にいるべき
WBCで監督をした栗山英樹さんの「栗山ノート」という本を読んで思ったことを、メモ。
1、どんな本?
栗山監督が日本ハムファイターズの監督時代に書かれた本です。
(WBC監督後には「栗山ノート2」という本が出ています。そりゃね…)
栗山さんは、野球を始めた小学校時代から野球をプレイした日には必ずノートを開いて、その日の練習を振り返って気づいたことをメモしてきたそうです。それは中学、高校、大学、そしてプロになってからもずっと続けてきたそうです。
それを元に書かれたのがこの本、ということです。
驚いたのは中国の古典や渋沢栄一などの経営者が書かれた本を熟読していて、その中で気づいたことも繰り返しメモしている、ということです。
野球本、というより、経営者が書いた本、という趣もあります。
2、「批判する側」より「批判される側」にいるべき!?
というわけで、あまり野球を見ない(というか知らない)私も興味深く読ませていただいたのですが、その中で最も印象に残ったのが、「栗山ノート」を元にして本を書くよう出版社に勧められた時に、背中を押された言葉として引用されていた、脚本家の倉本聰さんの以下の言葉です。
皆様はどう捉えますでしょうか?
本から引用します。
3、まとめ(所感)
いかがでしたでしょうか?
栗山さんの書かれた本で印象に残った「批判する側より批判される側にいるべき」という倉本聰さんの言葉をご紹介しました。
この言葉が今の私に刺さるのは、ちょうど今上司が変わって、部門として大きくやり方を変えようとしている中で、いろいろと批判を受けている、ということもあると思います。
個人的には物事を丸く収めるために時間をかけて合意形成するタイプでした。
今まではそれが良いことだと思っていましたが、この言葉を読んで、結局批判されるのが怖い、イヤだ、ということだけだったのではないか、と気付かされたのです。
今は、部門として非常に厳しい状況に置かれており、「変わった」ということが経営に伝わることの方が重要な局面です。
こういう局面では批判を恐れずに一気に変えるしかありません。
このタイミングでこの言葉に出会ったのも不思議ですが必然な気がします。
「批判する側ではなく批判される側に」
それは局面を変えるための策を作れる立場にあるからできるのだ、結果的にはメンバーにとっても良いことなのだ、と捉え直して進めて行きたいと、改めて思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
例によって個人的なメモですが、どこか参考になるところがあれば嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?