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2月19日 新日本プロレスを買収し6年で売上を5倍にした経営とは?

今日は何の日?をビジネス視点で掘り下げ「頭の体操ネタ」にしています。
今日の「頭の体操」用質問例はこちら。

→新日本プロレスは2012年にプロシードに買収されたが、それから6年で売上が5倍になっている。一体、どのような経営が行われたのだろうか?


1954(昭和29)年のこの日、日本初のプロレスの本格的な国際試合、力道山・木村組対シャープ兄弟の試合が開催されたことから「プロレスの日」です。

さて、プロレス。
困りました。何も分かりません。
ところが、調べてみたところ、プロレスに関する消費金額をベースとした市場規模の推計というものがありましたのでご紹介します。

出典は矢野経済研究所の『「オタク」市場に関する調査(2020年)』です。


「プロレス市場」の範囲としては、プロレス興行のチケット、プロレス団体・選手の関連グッズ(パンフレット、Tシャツ、タオルなど)といった、プロレスのファン活動に消費される費用を市場規模とされています。

そのプロレス市場規模は2020年度予測で、130億円です。
感染症によって会場での試合などが少なくなる影響を加味して2019年度の143億円から1割弱の減少となっています。

これがどのような規模かというと、同じ「オタク」市場で言えば、2019年度で「アニメ」が3,000億円「アイドル」が同2,610億円ですから、それよりは桁が違うものの、「鉄道模型」が105億円ですから、鉄道模型より大きい関連市場規模があると言えます(以下、矢野研究所同調査より)。

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また、大小様々あるプロレス団体(地方まで含めると100ほどあるそうです!?)で最大手が新日本プロレスリング株式会社だそうですが、一昨年の決算公告を見ると純利益2.1億円、感染症の影響がない一昨年では、4.9億円もの利益を計上しています。

また、同社は2018年度は54億円の売上なのですが、なんと6年で5倍にしているのです。6年前、2012年に何があったかというと、カードゲームなどを手がけるプロシードが買収したのです。

経営が変わるとこれだけ変わるのか、という良い見本ですね。

→70年代、80年代はテレビの人気コンテンツの一つであったプロレスはなぜ凋落し、そして復活したのだろうか?


最後までお読みいただきありがとうございます。
過去の投稿は以下にまとめていますので頭の体操ネタに覗いていただければ幸いです。


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