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6月3日 国が作ってくれた測量データでどんなビジネスが考えられるか?

はたらくおとな向け。普段の仕事と無関係なケーススタティで頭の体操。
普段の仕事を超えて、視野を広げ、ビジネスの頭の体操をするのにぴったり。
考えるための質問例はこちら。

→測量。自動運転の前提として詳細な地図データが必要となるように、こうした地図、地形データは他にもビジネスに活用できる。自動運転、土木工事以外にどのような活用方法とビジネスが考えられるだろうか?


1989年(平成元年)に建設省(現:国土交通省)、国土地理院などが制定した「測量の日」です。
1949年(昭和24年)のこの日、測量を正確、円滑に行うことを目的とし、基本測量や公共測量の定義などを定めた「測量法」が公布され、その40周年を記念したもの。

測量
調べようと国土地理院のホームページを見ると、色々と面白いデータがありました。今回はそちらをご紹介します。

まず、つくばに「地図と測量の科学館」という施設があります。
6月5日には測量の日体験イベント「GPSで地上絵を描こう!」が予定されています。ワクワクしますね(個人の感想です)。


測量した結果は地図になりますが、現在では、データ化され、誰でも簡単に3次元で見ることができます。よく見る国土地理院の地図が、Webブラウザ上で立体でぐりぐり動かせます(以下は国土地理院のオススメだそうです)。


他にも、第二次大戦前から現在までの年代別の航空写真が見れたり、簡単に地形断面図が作れたりと色々とできますのでご興味があればぜひご覧ください。

さて、見て学ぶ、以外に実用として使われているのが測量です。
技術の進歩で特に建築分野でかなりの効率化に活用されています。
国土交通省が推進している、i-Construction という取り組みがあります。一言で言えば、ITなど新しいテクノロジーを使って建設業界の効率を向上させよう、というものなのですが、その中で、測量は大きな役割を担っています(下図)。

例えば、土木工事では詳細な測量が欠かせません。それを、ドローンやレーザースキャナー等で3Dデータとして取り込み、その上で、CADで設計してしまうという取り組みです。これも測量技術の進歩で可能になったことです。


最後に、同じく国土交通省が取り組んでいる、日本の3D都市モデルの整備、オープンデータ化プロジェクト「PLATEAU」をご紹介します。少し前に話題になったのでご存知の方も多いかもしれません。もう、サイトのトップ画面からとても国がやっているセンスではありません。よろしければご覧ください。


ちなみに、4月19日が「地図の日」でしたので、若干かぶっており、違う話題を取り上げました。日本の地図市場を知りたい方は以下をご覧ください。



最後までお読みいただきありがとうございました。

皆様の頭の体操ネタになれば嬉しいです。

昨年7月からこのような投稿をしています。だいぶ溜まりました。以下のマガジンにまとめていますので、よろしければ覗いてみてください。


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