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未来を先読みして、人生も子育ても楽に行こう

先を考えて的確に準備すると、無駄な苦労をせずにのんびり暮らせます。ドイツアルプスの人達は、未来を先読みした対処が実に上手です。それこそが彼らの本領のように思います。

「未来はわからない」と人はいいますが、「当たり前の未来」は多くの人達が先を読むことができます。

■目次
 1. 当たり前の未来とは?
 2. ドイツアルプスの人達の習慣
 3. 暮らしの中で、子供は先読みを習う
 4. 無駄な苦労はせずに、のんびり暮らす
 5. 幼い子供は、親の行動を見て、真似をする

1. 当たり前の未来とは?

わかりやすく例えると、

現在)
英語をビジネスレベルにしたいけど何も勉強しない。練習もしない、使う機会もない、覚えようとしない。できるようになりたいと思ってるだけ。

 当たり前の未来)→ 「英語は上達しない」

こんな感じに「そりゃ、そうなるだろうね」と、誰にでも簡単にわかりやすく、高確率でほぼ確定できる未来があります。

でも、わかってる未来でさえ、コントロールできてない人が実に多いのです。

・夜遅く、太りやすい食事やスイーツを食べる →太る
・残業や休日出勤が異常に多い →心身どちらかもしくは両方壊れる
・冷蔵庫内の管理が不十分 →何か腐る

予測不可能な未来を恐れる前に、高確率で実現される未来の問題の原因を、全力で排除・根絶します。それで余計な問題が増えず、予測不可能な問題が急発生しても、普段から余力があり解決も早くなるので、好循環です。

その場しのぎの後手後手が続いて、最後はもうどうにもならない窮地に立つ人が一般的に多いイメージです。「未来はわからない」と嘯いて思考停止するのはもうやめましょう。わかることだけの対処でも充分です。

2. ドイツアルプスの人達の習慣

山の天気は急変が多く、快晴でも急に吹雪や雷雨になる時もあります。風で状況が変わるので、天気予報はあまり当てになりません。
だから遠くの雲の動きを、目で見て確認しながら行動します。場所によっては生死の危険を伴うため、変化の先読みと無駄のない合理的行動が、日常的に必要な場所なのです。

また、日々の天気だけでなく、年間を通して半年先を考えて行動します。

冬は雪が降る為、引越しなどの大きな行動はとりません。プランを実行に移すのは春からです。そして秋までに薪を揃えたり家を補強するなど、次の越冬の準備を完了させます。常に半年先を考えて、期限までに着々と計画・実行します。必ず冬は来るのです。

直前での急な対応ばかりだと後手後手に回り、本来必要なかった余計な苦労や費用が増えて、その分多く働く必要や、疲労回復にも多く時間がかかり、時間が余計にかかった分だけ他の事ができなくなり、さらに余計な苦労が増えて、悪循環になります。こちらの人達はそれらを物凄く嫌います

だから「高確率でほぼ確定」の未来は確実に押さえて、常に先回りで行動して終わらせて楽をします。テキパキと労力と時間を合理的に省いて、必要なコストは投資し、無駄な出費はしない。万事この調子で、当たり前の未来に向けて、かなり前々から、的確に準備する計画性と実行力を持つ。ただそれだけ。

この地域の人達の計画性と実行力の凄さは、この風土が培ってきたのだと思います。

3. 暮らしの中で、子供は先読みを習う

そぎ落とされた最小限の時間と労力、限られた燃料と食料、小さな家で、楽しく暮らしてきた人達の知恵には、無駄がありません。(趣味は別)

先を考えて対処してのんびりする方法を、子供達は両親の行動からごく当たり前に自然と学んでいきます。

後手後手で喘いでいる大人が、子供に座学で教えるのは難しいかもしれません。子供達に教えたければ、まず自分たち大人の未来を変えていくことが、良い循環のスタートになると思います。

例)
・実家の片付け
・家の不用品の整理と処分
・お金が足りない問題
・残業が減らない問題
・痩せたい
・資格や語学の勉強 等

ゲフッ!とくるような、先送りにしたい悩ましい問題でも、バッサリ終わらせるのが、アルプスの人達は上手です。放置で悪化する事項は特に速攻で潔くバッサリいきます。
彼らは取捨選択が上手で、最小限の対処で最大のリターンを得ますが、私のようにバッサリ行けない下手なタイプでも、根気よく根本からジワジワ解決するだけで、幸福度は年々かなり高くなります。

4. 無駄な苦労はせずに、のんびり暮らす

先回りで対策済みで、通常は小さな問題しか起きないから、労力80%で済み、余力があって、ストレスも小さく、ミスも起きにくい好循環。
時間増・収入増のスパイラルです。

予見で問題を回避するイメージは、カーナビ利用と似ています。
大渋滞(困難)を避けつつ、目的地に向かう感じです。後手後手の人達はそのまま大渋滞に突っ込んで、長時間かけてヘロヘロで到着して、また次の大渋滞に突っ込んで行くから大変なのです。

「このまま進むと、どうなるか?」

先に回避して、違う道を通ればいいです。できる条件内で先を読んで行動してるから、最初から窮地に立ちにくい。
日本でも先を読んで行動することはできるし、手遅れになってから行動するのは、ドイツアルプスでも非常に難しいです。

できない理由を並べるよりも、現時点から何ができるかが重要です。

5. 親の行動を見て、真似をする

子供は大切ですが、親の自己犠牲も度が過ぎると、その度が過ぎたレベルが「常識」「当たり前」として子供に受け継がれてしまいます。

私は自分の代でやめるつもりです。自分と家族を大切にして、息子に自己犠牲を引き継がせないように頑張っています。大切な息子の人生が、自分や家族を顧みずに身を粉にして働くだけになってほしくないのです。
私はまだまだ配慮が行き届かず「なるべく」なんですが、それでも毎日の心がけで、未来は変わります。

子供に幸せになってほしければ、両親もQOL(生活の質)を高くして、幸せになることが大事です。

「何もしなかった自分」

「今すぐ行動して、継続した自分」

2つは徐々に差がついていき、子供や周囲も変わっていきます。

もちろん未来全部の予見なんて、人間にはできないです。見当違いの失敗もあります。でもわかることだけでも事前対処を始めて、苦境から抜け出して、暮らしやすいように変えていくと、家族全員が幸せになりやすいです。

子供に知育や学科勉強をさせるのも大事ですが、大人達の日常の習慣や考え方、計画性と実行力が、子供の未来に様々な面で良い影響があると思うのです。

まとめ

・当たり前の未来は、先にわかる
・わかる未来は的確に、事前対処
・最初から、窮地に立たないように動く
・予見して未然に防ぐから、労力も費用も少ない
・手遅れになってから対処すると、難易度が高い
・できない理由を並べず、現時点で、何をすればいいのか
・幼い子供は、親の行動を見て、真似をする
・大人達の日常の習慣や考え方は、子供に受け継がれていく
・大人達も堂々とたくさん幸せになろう

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