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(医)感染症が脳卒中の引き金に・・・

こんばんわ。今日は雨上がりの空に虹がかかっていてなんかホッとしました。皆様は心も体も健やかにお過ごしでしょうか?

さて、私の務める病院は脳卒中を多くとっているのですが(ちなみに私が担当しているわけではありません)、担当している神経内科の先生や脳神経外科の先生が4月以降とても忙しそう。

「なんか脳卒中多くない?」「他の病院がとってないから?」とか色々と噂がありましたが、こんな論文がありました。(JAMA neurologyより)

そもそも予備知識があまりなかったのですが・・・

感染症は脳卒中の重要な危険因子になると言われているそうです。

というわけで、今回はインフルエンザが危険因子と言われているのでそこと比較した論文となるわけです。COVID-19により救急受診または入院した患者1,916例のうち31例(1.6%)がインフルエンザ患者1,486例では3例(0.2%)が急性虚血性脳卒中を発症していた。オッズ比7.6 とリスクが有意に高かったとのこと。

最新の1万7,799例のメタ解析では、156例(0.9%)が脳卒中を発症したとのこと。(脳梗塞 : 79% , 脳内出血・くも膜下出血 : 17%、脳静脈血栓症 : 4%)

というわけで、冬場に向けてリスクはますます上がっていくわけで、それまでに準備をしていかないといけません。

お大事に。


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