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「やったほうがいい仕事」と「誰も手をつけない仕事」

ほぼ日刊イトイ新聞『岩田さん』を読んでいます。


物事って、やったほうがいいことのほうが、実際にやれることより絶対多いんですよ。だから、やったほうがいいことを全部やると、みんな倒れちゃうんです。
ですから、自分たちはなにが得意なんだっけ、ということを自覚したうえで、「なには、なにより優先なのか」をはっきりさせること。順番をつけること。それが経営だとわたしは思います。

P. 44


岩田さんは「経営」について語っていますが、「仕事」という言葉に置き換えても同じかと思います。

私自身、サラリーマンとして仕事をしていても、「やったほうがいいこと」は数多く湧き出てきます。すぐにできることから、時間や手間のかかること、自分がやるべきかどうかわからないことを含め、たくさんの「やったほうがいいこと」が出てきます。

それらはすべて「やったほうがいいこと」なわけですが、岩田さんのいうとおり、それらを全部やろうとすると「倒れちゃう」わけです。全部に取り組もうとすると、時間や体力がいくらあっても足りません。

なので、経営であれサラリーマンの仕事であれ、なにかしらの判断基準を持ち、優先順位をつけたうえで時間や体力をつぎこむ必要があるのだと思います。


「優先順位をつける」という話から少しずれますが、私は「誰も手をつけない仕事があるならば、自分がする」という基準を持つようにしています。

まだまだ社会人2年目のシャバ僧なので、私ができること、貢献できることは限られています。それでも、よくよくアンテナをはってまわりを見ると、自分にもできるが、他の人があまりやらないことは多くあるわけです。

新卒で入社した会社では、朝7時ぐらいに出社し、空気清浄機の液体を補充したり、オフィスの各所にあるゴミ箱のゴミをまとめたりしていました。

今働いている会社では、来客用のペットボトルの水やお茶が減っていたら補充する、トイレにゴミが落ちていたら拾って捨てるといったことをしています。

こういった「他の人があまりやらない仕事」を引き受けると、いいことをした気になれて気持ちがいいですし、場合によっては感謝してもらえて嬉しくなれます。たいしたことをしなくても、自己肯定感を上げられるわけです。

優先順位をつけて仕事に取り組むのももちろん大事ですが、「誰も手をつけない仕事」を自分からやるのもよい、というのが私の所感です。


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