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“心”を強くする

◇アメとムチが必要という大人は今でもいると思います。
その人たちは、大人の態度で子どもと接しているとは思えないです。

「どうして、テストで100点取れないの?勉強していないんじゃないの?」
「どうして勝てないの?練習が足りないんじゃないの?」
叱っている内容はよく分からない。

このように多くの大人が、大人の感覚で「頑張りが足らない」と判断し、「どうして、テストで100点取れないの?」と子どものような態度で叱っています。

それとは逆に大人の感覚ではなく、子どもの感覚大人の態度が必要じゃないでしょうか。

現参議院議員で元体育教師の下野六太さんの指導法がまさしくこの考え方を具現化したものです。
下野さんの教えた中学生たちは、男子の半数以上がバク転をこなすようになるそうです。
水泳では、生徒のほとんどが個人メドレーを泳ぐようになり、陸上競技でもハードルをきれいに飛ぶことができるようになるそうです。

下野さんは、「体育教師の仕事は、生徒の運動能力を伸ばすことで、喜びを味合わせること。そのためにどうしたらいいか考え続けてきた。」そうです。
ビデオを使って自分の姿を客観視させて自分のビフォーアフターを確認させ内発的動機をくすぐるのです。
結果、生徒は体育が好きになりました。

できない自分からできた自分への成長を実感した子どもたちは、より自発的に行動するようになります。
このことから、「心というのは難しいことの挑戦ではなく、できることの継続で強くなる」ことがお分かりになると思います。

継続するには、夢中になることです。

勉強でもスポーツでも仕事も同じだと思います。
楽しくないと、夢中になれないし、夢中になれないと継続できない。
成長には、このつながりが必要だということです。

これは、科学的にもエビデンスがあります。
名前だけなら聞いたことあるかもしれませんが「フロー理論」と呼ばれる究極の集中状態を定義した概念です。
人は、夢中になるとすべての流れ(フロー)のようにスムーズに進んでいき、最高の力が発揮できる。そして、その時にもっとも習熟度が上がります。

教育者は、このフローに導くヒントを与えることが必要なのではないでしょうか。
そういったコーチングのセンスが必要です。子どもが夢中になっているかを見極める目です。
そして、夢中になっていないとき、夢中にさせるように導くような工夫する想像力です。

子どもたちが楽しむための創造力を育てるためには、私たち自身に創造力が求められていることを意識するほうがいいかもしれません。

子育てやスポーツ選手の育成、勉強を教えるものすべてにおいて楽しむことが第一段階になると思います。
ぜひ、楽しませるにはどうするかと考えてみることをオススメします!

では、また!👋

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