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新しい名前、新しい試み

今日は3月の8日だというのに雪が降った。朝、起きてカーテンを開けると屋根が白一面の(ちょっとした)銀世界だった。天気予報も当たる時は当たるんだなと、春の雪にちょっと驚きつつ朝からコーヒーを淹れて飲んで、出荷の準備。


昨日焙煎したコーヒー豆を次の日の朝1番に袋つめをして、梱包が終わるといの一番にヤマトに向かう。なんでも直前が好きなワニさんの手法と向き合ってはや12年です。

そんな、コーヒーと真剣に向き合っていた私に新しい一筋の道が見えた。

ロデヴである。水分量の高いそのパンが自分で作れると知り作り始めたのだがなんとこれがいたってシンプルで簡単なようで簡単でない。自家製のルヴァンとイーストを配合し小麦とモルト水だけで成形していくのだが、加水率が高いためカンパーニュのようにクープ入らない。が、加水率の高いパンでクープをパカっと開かせてる人は世界各国に沢山いて、なんとか自分もロデヴだがクープをと四苦八苦している。

オーブンの火力調整も、プロのようにはいかないがキングの無水鍋をつかってスチーム効果を足している(実験中)

途中で1回釜からだすんです

コーヒー豆は生豆の仕込みに2時間、窯を温めるのに1時間、焙煎に27分ちょっと、覚すのに30分、仕上げのハンドピックに4〜5時間ほどかけて仕上がる1日仕事なのだがパンは2日かけて1個焼いている。ルヴァンから計算すると3日になるが2日としよう。食べる分だけ焼くがなくなる頃合いを計算して準備に取り掛かると毎日なんらかのパン仕事。これが、面白くて面白くて仕方がない。


毎回ことなる形に焼き上がるのは実験の為

ケーキは焼き上がりの確認を細い竹串で確認するが、パンはどうやったらわかるのか?それを教えてくれている本は無い。時間や色で区切られていて、切ってみないとわからない。友人にその話をすると、売ってるパンで調べる(研究する)しかないんじゃない?とヒントをくれて、裏面の焼き色と叩いた音で判断することとなる。

あまりにもパン作りが楽しいので、将来パン屋になりたいと友人にいうと、絶対なれない(沢山パン屋があるから)といわれ、じゃあパン作家というとこれまた笑われてた。その話をワニさんにすると

2日で1個のパン

という名前にしなさいといった。そしてその言葉の後ろに()して

(1種のパンだけを作る)

を足すことだった。ずっとワニさんみたいに屋号が欲しかった自分に新しい名前が付いた気がして嬉しかった。どうか、1年後にはパンの腕前がコーヒー以上に上達してますように。


いつかパックリクラムを


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