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戦慄!短編ですよ

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短編小説、童話などですよ
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記事一覧

怪談10夜#➉「手の中の顔」

やっとかけました。いや遅いこと遅いこと。 ではどうぞ。 あとがきはまた次回に。 樋口宗十郎…

怪談10夜#⑨「お月さま」

こうたろうくんは、少し前からそわそわしていました。 仕事がおやすみのお父さんと、おでかけ…

怪談10夜#⑧「ビワの実」

 大学で日本各地の言い伝えについて研究している。そこで見つけた話。  今でいう、大阪市の…

怪談10夜#7 「落書き」

 ウチの祖父さんから聞いた話。  祖父さんの通っていた尋常小学校の音楽室に、古い琵琶があ…

怪談10夜⑥「アオキ先輩」

 …めちゃくちゃご無沙汰してしまいました。情けないことです。 そして、くどくどと長くなり…

怪談10夜⑤「そこから撮られた」

 ようよう第五回目でございます。しれーっと9月になってました。でもやります。自分に課した…

怪談10夜④「遺品」

 さあ、盛り上がってまいりました!この調子では8月中に10作品は投稿できない!でもまあ行きましょう。 「遺品」 出勤すると、先輩のMさんが、「なんでやねん…」と頭を抱えていた。  感染症が席巻してるこのご時世。その中で、これまでは職場でお荷物扱いされてきたMさんは、未曽有の事態にひるむ同僚たちを尻目に、次々と的確な指示や指標を示し、煙たがられながらも「意外やなあ…」という評価をたたき出して、なんとなく皆に頼られる存在になりつつあるのだった。  そのMさんが弱ったような

怪談10夜③「装着」

さあ、思いついたら書きましょう。三回目でーす。 「装着」 「え…」  予想外の知らせに、…

怪談10夜①「缶詰の夢」

世情はどうあれ、ようやく夏らしくなりましたね。 いや、もう8月だし。 なので、思いついた短…

怪談10夜②「棺の蓋」

じゃあ怪談。いってみましょう。 「棺の蓋」  友達の奥さんが亡くなったので、お通夜に泊り…

童話・「物知りお鍋のはなえさん」

 小さな町の、昔からあるおそば屋さんに、とても物知りの、はなえさんという小さなお鍋が住ん…

童話・「びっくりたこ焼き会議」

「じゃあ、びしっと今日の議題を先に聞いとこうか?ネギえちゃん」  なにごともびしっと!が…

「お父さんのこわいもの」

「お父さんのこわいもの」   「ほんとうにお店をやめたいの?」  ケンタはトムさんに問いか…

二千字小説・「すいとりさん」

「すいとりさん」         「で、これは何なん?」  村瀬一美は、タンブラーに残っていた水を飲み干し、祖母の遠野ナラを睨みつけた。ナラは細い目を少し見開き、こう切り返した。 「だからすいとりさんや。私のお祖母ちゃんから受け継いだ女の守り神」  一美の水が無くなったのを見たバイトの野沢が、常に無い迅速さとうやうやしさで水を持ってくる。厨房の中で、こちらはいつもどおり、寝起きの子供のように無愛想な店主の大谷が、また目を丸くしたのを一美は視界の隅に捉えた。それも少し苛立た