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「賑わい」の風景【新人読書日記/毎日20頁を】(77)

風邪で一週間ダウンしていました。季節の変わり目に皆さんもぜひお体に気をつけてお過ごしください。

『歌川広重の声を聴く』、201〜220頁、読了です。

四季それぞれの美を持つ江戸から望む山、川と森、そして、賑やかな江戸の街。広告看板が林立する商店街の絵から、当時の街の活気ある声が聞こえてくるような気がします。「王子料理屋河部の宴席」という絵の中に描かれている、料理屋で食事を楽しんでいる客と、川の流れに足を浸して遊んでいる人々を見ると、現在の鴨川沿いの料理屋さんが目に浮かびます。広重の描いた「賑わい」の風景から、江戸が江戸になる理由がわかってきます。


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