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他人の些細な感情に巻き込まれてしまうあなたへ

キレる人が多い社会が耐えられない

「誰かの不機嫌な一言や些細な言動が気になり、いちいち落ち込んでしまいます。人が怖いです」と話してくれた人がいます。

うーん、わかります。こういう人、多いかもしれませんね。

私は恥ずかしながら、不機嫌を撒き散らす側も、撒き散らされる側も、両方経験しております。

さて、今日は、キレる人も多い日本社会で、心優しい人がどう自分を保つのか、考えてみましょう。

公共の場でイライラする人たち

日本社会、特に東京には一定の割合で、不機嫌な人がいます。

東南アジアから東京に戻って、一番驚くことは、電車に乗っている人の顔が暗いってことです。日本に行った外国人にもよく指摘されますが、足踏んでも何も言わない人、ぶつかって無視する人も多いです。電車の席なんて取り合いです。子供連れてモタモタすると、舌打ちされたりします。

先日も、大阪に旅行に行ったマレーシア華人から「なんで電車の中でみんな辛そうな顔をしているの?」と聞かれました。いや、辛いからなんですよ、疲れてるんですよ。あの通勤、毎日やってみてくださいよ、あなたもわかるから、と答えておきましたが……。

別に怒りが明らかに自分に向いていなくても、街を歩くと他人のイライラが直撃してくることがある。

東京で電車に乗れば芸能人の悪口で盛り上がる週刊誌の中吊りや、「あなたの口臭嫌われてますよ」「ダサいと嫌がられますよ」みたいな広告が目に入る。あれも地味に傷つきますよね。

広告を目にせずとも、怒鳴ってる街宣車だとか、怒りが隠れてるようなマナーの張り紙とか、他人の不機嫌の発露があちこちにあって、心が休まりません。券売機の前でモタモタしてると、「どけよ」などと悪意を向けてくる人もいるかもしれません。

地方に行ったらまた少し違うかもですけどね。

私は東京で育ったので、高校時代からこの光景が当たり前でした。それが世界というものだと思ってきたのです。今思うとなんか人格形成上、とてもよくなかったかもしれません。痴漢もよくいましたし、電車の中で喧嘩が始まったのを見たこともあります。

マレーシアで田舎に来たら、朝は鳥の声しか聞こえません。近所でピアノやハーモニカ、歌歌ってる人がいます。庭にはリスがきて平和そのものです。

通勤もマイカーなので、そもそも他人をほとんど見ません。運転はみなさんラフですが、私、5年以上毎日運転してて、嫌がらせされたことは今までないです。たまに電車に乗っても席を譲られたりします。

一般企業で働いてたときもありますが、怒鳴り声を聞いたこともなかったです。フィリピン人スタッフがみんな朝からナシレマとか買ってきて「さあ朝ごはんだー」と食べてたりします。で、社長が、勤務時間にもの食べるのやめてくださいーって言ったりします。

給与は安いし労働時間は長いのですが、不機嫌な人がほとんどいないってこんなにいいんだ、と実感しています。

他人を動かそうとする不機嫌にどう対応するか

公共の場のイライラは無視してもいいのですが、なかには他人を動かそうとする不機嫌もあります。

「俺はこれをやってほしいんだよ。態度でわかんだろ。俺の気持ちを想像して動け。お前なんでそんな気が利かないの」「お母さんのイライラしてるの見てわかるでしょ。だから急いで支度してね」みたいな態度を取られて、困っている人いるようです。

恥ずかしながら、自分も以前、これを子供にやってました。「お母さん、不機嫌で人をコントロールするのは良くない」と指摘されましたが、まだ悪い癖が出ることがあります。

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野本響子@マレーシア編集者&ライター

編集者&ライター。雑誌編集20年。マレーシアマガジン編集長。40代で外国に来て、驚きの日々を過ごしてます。東南アジアの人に習ったグローバル時代の新しい生き方・教育・考え方を発信。3冊目の書籍「日本人は『やめる練習』がたりてない」が集英社より発売。cakesでも連載中。

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