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あなたが表現したいのは文章ではないかもしれない

 英語学習で学んだ表現に「Artistic Medium」というのがありました。要するに「芸術的な表現手段」みたいなものかな……。

あなたの「アーティスティック・ミディアム」はなんだろうか

 大勢の人がコンテンツクリエイターになった現在においては、あなたが得意な表現手段を、知っておくこと、かなり重要だと思います。

 文章が得意か、喋ることか、映像か、音楽か、漫画か、スポーツか、ゲームか……みたいなことですよね。要するに他人に伝えたいことを伝える媒体を見極めるということです。

あなたが表現したいのは文章ではないかもしれない

 文章は比較的とっつきやすい表現ですが、こればかりが得意とは限りません。

 私の好きな音楽家で言うと、シューマンは、文学と音楽の両方に興味があり、結局音楽評論をやりながら、作曲をする人生を送りました。ブラームスは、「自分は文章で表現できないことを、音楽で表現しているのだ」と言い、さらには演奏家も途中でやめ作曲に専念しました。ロッシーニは、途中までは音楽で自分を表現していましたが、途中から料理家に鞍替えして、料理で自分を表現することにしたようです。

 かつては映像や音声のような媒体を一般の人が使うのは難しいことでした。

 ところが、ネットが速くなることで、最近では素人がいくらでも自分のお喋りや映像を作って届けられるようになったのです。

 これは実は画期的なことだと思うのですね。ヒカキンさんはかつてヒューマン・ビートボックスという発話器官を使って音楽を作っていました。

 今だったら、インスタグラムで片付けを見せるのが好きなのか、ゲーム配信が得意なのか、音声配信がいいのか、音楽演奏なのか、作曲なのか、演劇か、料理か、手作業か、漫画なのか、DIYか、短い動画が得意なのか、お笑いなのか、長い語りが得意なのか、そんな感じかもしれません。

 Voicyを見ていると、最近インスタグラマーやYouTuberのかたが多く入ってきていて、面白いなと思います。インスタをやっている人より、YouTubeの人たちの方が、相性がいい気もしますね。

文章も1種類ではない

 同じ文章でも、書籍とkindle、雑誌記事、ブログ、note、Twitter(X)、Facebook、メルマガ、広告、アフィリエイトなどといろいろあって、表現方法がかなり異なります。

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